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神田外語学院では各種行事を通して1年生と2年生が交流できる場を設けています。今回ご紹介する国際ホテル科の合同ホームルームもそのような機会のひとつ。1年生はより身近な存在である先輩に相談することで進路の参考としたり、目標設定の目安としたりします。2年生にとっても、自身の足跡を振り返ることで社会に羽ばたく前に初心を思い返す機会となります。
現在、1年生は教室で行われる通常の授業を介してホテルに関する専門知識を学び始めた段階です。段階が進むと、BHホテルインターンシップ※1 や ホテル実務研修※2 など、各種研修が始まります。そして研修の後にはいよいよ就職活動が待っています。多くの1年生は就職活動を見据えながら「どのような計画で準備するか」「学んだことを最大限に生かすには」など2年生に相談しました。
アルバイトの経験がある学生は多いものの、実務的な研修を受けることはほとんどの学生にとって初めてのこと。1年生は「ホテルというと不規則なこともあるシフトだと思いますが、研修ではどうですか」「身なりや言葉遣いなどまだ自信がありませんが、今からでも意識して直すべきことはありますか」など、期待しながらも不安な気持ちが垣間見える表情で質問していました。
2年生はその気配を察してか、「お客様の英語がわからなかったり、料飲をうまくサーブできなかったりして注意を受けたこともあります」と失敗談を交えながらも「そうした経験が自分の足りない点を確認する上での指標となりましたよ」と説明したことで、しだいに1年生の中にも笑顔が見られるようになりました。
授業や研修、学生生活について相談が行われる中で、特に印象に残ったのは「ホテル見学に積極的に行くべき」というアドバイス。「見学といっても手順はどのように行えばいいのですか」との質問に「ホテルのレストランでジュースを飲むだけでもいいので、まずはお客さんとしてホテルに行き、サービスを受けることです。ホテルといっても伝統ある格式高いホテルや、モダンでスマートな雰囲気を感じるホテルなどさまざまです。実際に利用するといろいろなものが見えてきて、どういうところで自分が働きたいか確認できますよ。僕は名刺をいただいたこともあります」という学生も。1年生は驚きながらも、「行ってみます!」と一歩踏み出す勇気になりました。
※1 BHホテルインターンシップ
1年次の夏休みまたは2学期に、一般のお客様も利用する新皇冠体育の国際研修センター「ブリティッシュヒルズ」にて約2週間にわたり行われる国際ホテル科必修の研修。「ホテル実務+英語」の両面を体験する。
※2 ホテル実務研修
1年次の3学期に、約2か月間にわたり国内の一流ホテルでおもてなしを学ぶ希望制の研修。ホテル業務の楽しさと厳しさの両面を学ぶとともに、やりがいを理解することを目的に行われる。