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留学科を卒業後、アメリカ東海岸のメリーランド州にあるソールズベリー大学に編入学しました。専攻は会計学。米国公認会計士（USCPA）の受験資格取得をめざして勉強に専念し、３年間で150単位を取得しました。カリキュラムは演習問題が中心で、授業前に提出しなければならない課題が多く、分厚い教科書を100ページ以上読んだうえで臨まなければいけない授業もありました。膨大な量の課題をこなすために大事なのは、英文をいかに早く、正確に読めるか。神田外語学院で学んだリーディングのコツが大いに役立ちました。グループワークは実践形式の授業も多く、たとえば「監査」の授業では、４～５名のメンバーで地元の教会の財務諸表のレビューをしました。専門用語が飛び交う中で、メンバーと意思疎通ができた時は、何とも言いがたい充実感がありましたね。
今年、大学を卒業して、留学３年目の夏休みにインターンシップをした大手国際会計事務所に就職しました。監査スタッフとして、主に米国国内にある日系企業の監査業務にあたる予定です。今年中にUSCPAの資格試験に合格するのが目標です。最低でも５年間はこの会社で働いて実力をつけて、将来は日本のものづくり産業のためになる仕事をしたいと考えています。進路に迷われている方は、妥協しないで行動し、精一杯考え抜いて、未来の自分が納得できる選択をしてください。留学科や海外大学での努力次第で、数年後、海外で働くことも夢ではありません。