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■ 「顧客を知ること」から始まる店舗デザイン
イオンファンタジーのパーパスは、「こどもたちの夢中を育み、“えがお”あふれる世界をつくる」。
この理念を軸に、同社では「誰をお客様とするのか(Who)」「お客様が何を求めているのか(What)」を特定し、その期待価値を実現する店舗づくりを重視しています。
学生たちに提示された課題は、渋谷にあるアミューズメント施設「PRIZE SPOT PALO渋谷店」の顧客?競合分析を行い、差別化ポイントを提案すること。担当者からは、次のようなアドバイスが伝えられました。
「自店のお客様は誰かを時間や曜日ごとに見極めよう」
「競合と自店の違いを項目別に比較して、優劣を可視化すること」
「なぜその提案になるのか——分析と差別化ポイントを連動させることが大切」
学生たちは真剣にメモを取り、現場での実践をイメージしながら耳を傾けていました。
■ 渋谷の街で実践へ――現場見学スタート
学生たちは実際にPRIZE SPOT PALO渋谷店を訪問し、キックオフで得た理論をもとに“リアルな顧客理解”へと踏み出しました。若者や観光客が行き交う渋谷の中心で、学生たちは来店客の年齢層や行動パターン、店舗の雰囲気、ディスプレイ、スタッフの接客などを細かく観察。同社の理念「夢中を育む空間づくり」がどのように形になっているかを自らの目で確かめました。
見学を終えた学生たちからは、次のような声が聞かれました。
「各フロアにテーマがあり、プリクラ?クレーンゲーム?カフェなどが分かれて配置されていました。自然と次のフロアに誘導されるような導線づくりが印象的でした」
「休憩スペースやごみ箱が多く設置されていて、利用者が過ごしやすい環境になっていました。お客様の立場を考えた“顧客目線”の工夫を学びました」
「競合店との違いを肌で感じられたことで、“差別化”の重要性を実感しました」
これらのフィールドワークの結果は、今後のグループワークでの顧客?競合分析レポートおよび店舗改善提案の基礎データとして活用されます。
神田外語学院では、ビジネスコミュニケーション科全員が「夏のインターンシップ」「日本マクドナルドとの産学連携プロジェクト(課題解決型授業)」に取り組んでいます。
中でもビジネスデザインコースは、企業と連携した実践的なビジネス教育に力を入れており、コース独自の取り組みとして、今年度は「イオンファンタジー」および「ニューバランスジャパン」の協力の下、産学連携による課題解決型授業を実施しています。
イオンファンタジーの理念や現場での実践を通して、学生たちは「分析力」「発想力」「提案力」を身につけながら、“ビジネスで社会に貢献する”という視点を育んでいます。
<今後の予定>
学生たちは今後、渋谷店での来店者調査や競合他社のデータ収集?分析を行っていきます。
最終的には、グループごとに分析結果をまとめ、渋谷店の“差別化ポイント”を踏まえた店舗改善案の提言を行います。
どのチームの提案が採用され、店舗づくりに反映されていくか、学生ビジネスデザイン力が試されます。