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高い英語力と世界が抱える諸問題の解決に取り組む力を身につける、グローバルコミュニケーション科?国際協力コースの学生たち。彼らの専門科目である「国際開発論」では、東南アジア?中東?アフリカなど、地域ごとに抱えている課題を分析します。今回は1年生が1学期の集大成として、自身が興味をもった国の社会問題やその解決策を英語でプレゼンテーションしました。
講師はアジアやアフリカでインフラ整備や教育の拡充に携わってきた現役のコンサルタントです。この授業の大きな狙いの一つは「SDGs※の観点から国際開発を深く考えること」。50年後や100年後の世界に生きる人々が豊かな暮らしを送るために、自分たちには何ができるかを考えます。
※SDGs(持続可能な開発目標)…2015年の国連サミットにおいて「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」に掲げられた国際的な開発目標のこと。
「自分がプレゼンテーションで紹介したアフリカのリベリアという国は、多くの人々が屋根のない家で暮らしている現状があります。この途上国の人々はなぜこんなにも貧しい暮らしを送っているのか、そして現在彼らは何に苦しんでいるのか。日本語の文献が少ない国だからこそ、この国の現実を多くの人に知ってもらいたいです」
「私はインドネシアの環境問題について取り上げました。今回のプレゼンテーションでは、現状の問題を数字で見せることを意識しました。インドネシアに流れる川の汚染は世間になんとなく認識されている社会問題ではありますが、実際にどれほど深刻な問題なのかを多くの人に再認識してほしいと願っています」
「バングラデシュでは女性や子供たちが非常に安い賃金で労働を強いられている現状があります。今回のプレゼンテーションでは、日本が実施しているバングラデシュへの支援についても紹介しましたが、今後はSDGsの観点からも途上国の支援方法を考えていきたいです」
誰もが名前を聞いたことがある国を取り上げた学生もいれば、多くの日本人が知らないであろう国を紹介した学生も。この授業を通して、さまざまな国が抱えている社会問題が明らかになりました。現地の人々が幸せな生活を送るためには、自分たちは一体何ができるのか。来学期からは自分が選んだ国や問題に対してさらに深く研究をしていきます。
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