季節を巻き戻したかのような陽気だった2019年10月26日(土)、新皇冠体育において、「第3回高校生東南アジア小論文コンテスト」の表彰式が行われ、今年も宮内孝久学長から入賞者へ、賞賛の言葉とともに表彰状が授与されました。
全国の高校生を対象とする本コンテストは、「インドネシア」「ベトナム」「タイ」の3部門において、共同通信社より提供された写真と記事から着想を得たことを、1,000~1,200字の小論文にまとめるものです。
9月13日(消印有効)に締め切られた今回のコンテストには、3部門合わせて2,024作品の作品が寄せられました。
最優秀賞には、ベトナム部門にエントリーされた、渡久山勝炉希さん(北海道清水高等学校3年)の作品が選ばれました。そして、優秀賞には、インドネシア部門の内田結子さん(北海道札幌南高等学校2年)、タイ部門の大杉明日香さん(静岡県西遠女子学園高等学校3年)から寄せられた作品が選出されました。同時に、各部門9作品ずつ、計27の入選作品も決定し、合わせて30作品が入賞を果たしました。
表彰式のクライマックスとなる朗読パートは、例年と異なる趣向のものとなりました。学校行事との同日開催だったことで、表彰式への出席が叶わなかった優秀賞の内田さんと大杉さん。会場のスクリーンに映し出された内田さんの朗読風景は、高校の教室で撮影されたものでした。一方、大杉さんの作品は、代理で式に参加されたお母様によって、情感あふれる朗読で披露されました。そして最後に、会場の注目を一身に浴びるなか、最優秀賞に輝いた渡久山さんが凛々しく作品を読み上げると、会場全体を包むような温かい拍手が送られました。
(「高校生東南アジア小論文コンテスト」事務局)