「留学に興味があるけど、いくらかかるの?」
「留学ってやっぱりお金かかるのかな???」
一度は憧れの海外留学に行ってみたい!と思うものの、やっぱり費用については気になる所ですよね。
留学の費用は、国と期間の組み合わせで大きく変わるため、まずは全体感をつかむことが欠かせません。フィリピンに2週間くらいの留学であれば20万円程度ですが、アメリカやイギリスに1年間留学すると400万円~600万円かかるケースがあります。
まずはご自身が希望する国と期間では、どのくらいの金額がかかるのか把握したうえで、その予算を用意することが可能かどうか考えていくことが、留学費用の問題を解決する一番の近道になります。
本記事では、アメリカ?カナダ?イギリス?オーストラリア?ニュージーランド?フィリピン?マルタ?フィジー?中国?韓国?フランス?スペインといった国を例に出して、それぞれ短期~長期の語学留学にかかる予算を新皇冠体育にして掲載しています。
また渡航費?学費?居住費?生活費などの内訳もご紹介しています。ぜひこちらの情報を参考に、皆さんの語学留学先や期間を検討してみてください!
目次
1.国別の語学留学費用新皇冠体育
早速ですが、国別×期間別に分けて語学留学の費用を見ていきましょう。上段が英語圏、下段が非英語圏における費用の目安を表しています。
※一般的な留学にかかる費用のほとんどを含んだ概算金額です。渡航費、学費、居住費、生活費、保険料?ビザ代等を含んでいます。
【以下の注は本記事にこれより後に記載する全ての金額表にも当てはまります】
※パスポートの発行費用や日本における交通費は含んでいません。
※居住費は基本的に寮における相部屋かホームステイ、シェアハウス等の金額をもとに算出しており、1人部屋での金額は想定していません。
※小数点以下は四捨五入して計算しています。また数字を比較しやすくするため、3ヶ月、6ヶ月、1年の内訳合計金額は1の位を四捨五入して表記しています。
※生活費は一般的な留学生の生活レベルを想定したものです。
※執筆時2019年10月時点のレートを元に算出しています。
※神田外語学院として、この留学費用を保証するものではありません。予めご了承ください。
※航空券代の高騰、政治等による現地情勢の変化、学校や居住形態の選択により上記の金額幅を超える可能性もあります。渡航前に必ず最新の情報をご確認ください。
上記の表をもとに、期間別に内訳を見ていきます。
1-1.2週間の語学留学費用内訳
アメリカやイギリスは割高、フィジーやフィリピンは割安と言えると思います。ただし2週間の短期留学の場合、全体の金額において渡航費の占める割合が多く、金額にそこまで大きな差がつかないのが実情です。
2週間留学の場合、初めて海外に行く人も多いかと思いますので、英語圏に関しては自分の憧れの国や行きたい国を優先して選んだ方が良いでしょう。
中国や韓国といったアジアの国は他の国と比べるとかなり割安な金額で留学が可能です。フランスやスペインは航空券が高い分、それなりに割高にはなってしまいます。その中でスペインはイギリスやフランスより、やや物価が安いこともあり、他の欧米諸国より割安になっています。
1-2.1ヶ月の語学留学費用内訳
2週間と比べて1ヶ月間の留学になると、学費や居住費、生活費の全体に占める割合が増えていきます。アメリカやイギリスと比べて、カナダやニュージーランドでは総額費用で10万円程度安くなってきます。フィジーやフィリピンはそこからさらに5~15万円程度安く済む形になります。
中国、韓国への留学は全体から見るとかなり割安と言えます。またスペインもフランスと比べて学費や居住費が安く済んでいる分、1ヶ月の費用で見ると、フランスより10~15万円程度安く済む傾向にあります。
1-3.3ヶ月の語学留学費用内訳
※数字を比較しやすくするため、3ヶ月以降の内訳合計金額は1の位を四捨五入して表記しています。
3ヶ月という中期になってくると、物価の高さが合計費用に大きく響いてきます。特にアメリカやイギリスの物価は高いため、予算が限られている人は避けた方が無難でしょう。
日本で普通に生活していても、家賃や生活費で1ヶ月に15万円~20万円くらいかかるケースもありますので、フィジーやフィリピン、中国や韓国の価格はかなり割安と言えます。
1-4.6ヶ月の語学留学費用内訳
※数字を比較しやすくするため、内訳合計金額は1の位を四捨五入して表記しています。
6ヶ月、つまり半年という期間になってくると、アメリカやカナダといった国では最低でも200万円を超えてくる傾向にあります。これだけ国によって金額に差が出てくると、同じ金額を出した時に、アメリカやイギリスなら半年間しか留学できないけど、フィジーやフィリピンなら1年間留学ができてしまう、というケースも出てきます。
長期の留学を考える時に、自分が期間を優先したいのか、それとも行きたい国を優先したいのか、判断軸を持つことが重要になってきます。
1-4.1年の語学留学費用内訳
※数字を比較しやすくするため、内訳合計金額は1の位を四捨五入して表記しています。
留学期間が1年になると、どの国に留学するにしても、かなり大きな金額になるため、語学留学という選択肢以外と比較する必要も出てくるでしょう。
例えば大学生の方であれば、ご自身が通う大学の提携校との交換留学であれば、現地で大学に通う授業料は不要になり、費用を抑えて留学することも可能です。
逆にもっと費用はかかってしまいますが、「どうせお金をかけるなら、しっかり海外の4年制大学に通う」といった選択肢も考えられるかも知れません。
その他、ワーキングホリデーという道もあるでしょう。一言で留学といっても様々な選択肢がありますので、特に長期留学は予算だけでなく得たいものや成し遂げたいことを明確にしておきたいものです。
1章では期間別×地域別で、留学の費用を見てきましたが、恐らく英語圏に留学する際に、選択肢が多い分、どの国を選択するのが良いか悩んでしまう人が多いのではないでしょうか。続く2章では、英語圏における割安でおススメな国をご紹介していきます。
2.【タイプ別】英語圏で割安なおススメの国
まず先ほどの新皇冠体育表の中で割安な国といえば、「カナダ」、「ニュージーランド」、「フィジー」、「フィリピン」が挙げられます。
ただしどれでも良いという訳ではなく、留学される方のタイプによっておススメの国が下記のように変わります。
(1)標準的な英語を多様性の溢れる環境で学びたい人はカナダ
(2)マンツーマンで英語を学びたい人にはフィリピン留学がおススメ
(3)学習環境を優先するならフィジーがおススメ
詳しくは以下で解説していきます。
※尚、前述の通り2週間留学の場合は費用にそこまで大きな差が生まれないため、自分の憧れの国や行きたい国を優先して選んだ方が良いです。
2-1.標準的な英語を多様性の溢れる環境で学びたい人はカナダ
?主な特徴?
■アメリカやイギリスと比べて割安
■「多文化主義」の社会
■英語とフランス語の両方が公用語
カナダへの留学費用は、フィジーやフィリピンと比べると安くはありません。しかし標準的な英語を学びたい場合、アメリカやイギリスと比べかなり割安な選択肢になってきます。
また多文化主義政策を導入していることもあり、カナダには200を超える民族が生活しています。様々な背景を持つ人たちに混ざりながら、グローバルな環境下で生活できるので、新しい価値観に気付けることが多いです。
治安が良い(世界6位※)、フランス語も学べる(英語もフランス語も公用語)という点も、カナダ留学の魅力を増している部分です。
※GLOBAL PEACE INDEX 2019年版調べ。日本は9位にランクイン
2-2.マンツーマンで英語を学びたい人にはフィリピン留学がおススメ
?主な特徴?
■低予算で留学が可能
■塾の合宿のように、短期間で英語を徹底的に学べる
■マンツーマンレッスンが多い
■アジア諸国からの留学生も多く集まる(学校により)
フィリピン留学は短期間で集中して、しっかり英語力を上げきりたいと思っている人にとってはベストな環境と言えます。
近年金額的な安さからフィリピンへ英語を学びに留学する人が増えていますが、実は欧米やオセアニアへの留学とちょっと毛色が異なり、フィリピン留学は塾の合宿に近いイメージになるからです。
通常、欧米やオセアニアへ語学留学に行くと、朝から語学学校で授業がありますが、お昼くらいに授業は終わってしまいます。その後は友人と遊びに行ったり自習をしたりする形になり、週末もオフになるケースがほとんどです。
しかしフィリピン留学では、朝から夕方まで授業があり、夕食後も遊びに行くより予習や復習に時間を充てているケースが多いです。土日はオフになることが多いですが、2週間など短期で留学をしている人たちは、土日も勉強時間に充てているケースもあります。
授業のスタイルもマンツーマンになることが多く、短期間でしっかり英語力を上げたい人にとっては、フィリピン留学がおススメです。
参考:ヒューマンアカデミーHP
※フィリピンでは上記のような学校が多いというだけで、フィリピンの語学学校全てに当てはまる話ではありません。
2-3.学習環境を優先するならフィジーがおススメ
?主な特徴?
■低予算で留学が可能
■良い環境の中で比較的のんびりとした留学生活が送れる
■グループレッスンが多い
■留学生の多くは日本人
フィリピン留学のように朝から晩まで英語の勉強はしたくない、だけど低予算で英語圏に留学に行きたいと思った場合、フィジー(オーストラリアの東に位置)がおススメです。
フィジー留学では午前中もしくは午後の早い時間に授業が終わり、週末もオフになるケースが多いので、どちらかというと欧米やオセアニアに近いイメージの留学を体験できます。
また欧米やオセアニアと比べ、居住費や生活費が割安であり、島国で海に囲まれていることから、気持ちの良い環境で学べることも人気の秘訣になっています。
参考:留学voiceHP
グループレッスンが多く、留学生も日本人が多めなので、「語学留学とはどんなものか」初めて体験してみる国としては合っていると思います。
さてここまでは、割安な国の中でタイプ別におススメの国をご紹介してきましたが、そうはいっても費用の準備をするのは大変ですよね。次章ではできるだけかかる費用を抑えながら留学資金を準備する方法をご紹介していきます。
3.留学の夢を叶える資金準備3つの基本法
前述の通り留学には高額の費用がかかりますが、それらを準備し夢を叶える方法として大きく3つあります。
1.留学にかかる費用自体を抑える
2.奨学金等を借りる
3.バイト等で稼ぐ
一つずつ見ていきましょう。
3-1.留学にかかる費用自体を抑える
まずはお金を調達してくるより先に、かかる費用自体を削れるかどうか確認しましょう。1章でご紹介した通り、大まかに分けて留学費用は以下のように分かれます。
?渡航費
?学費
?居住費
?生活費
?諸費用(ビザ?保険等)
短期留学と長期留学で特に抑えておきたい費用が異なりますので、以下を参考にしてみてください。
?短期留学?
短期留学の場合は特に「渡航費」を抑えたいところです。なぜなら留学費用全体における渡航費の割合が大きくなるからです。
■短期留学と長期留学における渡航費の割合イメージ
できるだけ渡航費を抑えるためには、早く航空券をとることが欠かせません。なぜなら基本的に航空券は早く予約した方が安く確保できるからです。
例えば1週間先の成田?ロサンゼルス往復便の価格は、直行便最安値で「約13万円」でした。しかし約1ヶ月後の同便の直行便最安値は「約11万円」と、早期に予約するだけで約2万円安くなりました。
※2019年10月原稿執筆時点。Skyscanner調べ。
学費や居住費、生活費を削る選択肢もありますが、短期留学の場合、あまりそこの質を落としすぎると満足度が著しく下がるケースもあるため、まずは航空費の削減がおススメです。
?長期留学?
逆に長期留学の場合はイメージ図の通り、大きなウェイトを占める学費や居住費を抑えていくことが、全体の費用圧縮につながります。
それぞれに分けて解説します。
◆学費
原則として、学費を抑える=学びのクオリティが下がるケースが多いので、ただ安い所を選べば良いということではありません。自分の求めるレベルに対して「割安」かどうか、目利きする力が必要です。
例えばできるだけ都会で、寮から通いやすい環境で、マンツーマンレッスンがついているのに〇〇万円なら安い、ということが判断できるようなイメージです。
それを判断するには、自分自身でその国にどのような学校があって、相場がいくらで、どんな学習環境だったらいくらくらいか、金額や相場観の肌感覚を持っておくことが非常に重要になります。
最終的には留学エージェント等を通して、留学の手配をすることも多いと思いますが、まずは自分自身で徹底的に情報を集めて、目利きする力を高めておきましょう。結果的に数十万円という大きな費用を抑えることにつながります。
◆居住費
特に物価が高い欧米やオセアニアへの長期留学の際、居住費は大きなウェイトを占めてきますが、居住費を下げる一つの方法として、シェアハウスがあります。
留学当初は語学学校の寮に住んだり、ホームステイという形になることが多いですが、段々と現地で友人が増えてくると、数人で家を借りて家賃をシェアすることができるようになります。家賃を3人や4人で分散することで、居住費を下げることが可能になります。
特に長期留学では毎月数万円の削減が実現すると、インパクトとしては大きいでしょう。
まとめると、
短期留学:渡航費を抑えることが重要
長期留学:学費と居住費を抑えることが重要
ということになります。
授業料免除のフィリピン留学のインターンシップ
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フィリピン留学を検討されている方は、語学学校や語学学校と提携したオフィス等で働きながら勉強することで、授業料が免除になるケースがあります。ただしこれはあまりお勧めしません(特に留学未経験者)。
半日ほど授業を受けて後は働くというようなスタイルになるため学習時間が短くなりますし、自習する時間も確保が難しくなります。また仕事になるので英語のレベルも一定のものが求められるので、特に留学未経験者には難しさがあります。
留学する時はそこでの学びに集中できる環境を整えることをおススメします。
3-2.奨学金等を借りる
色々と費用を抑えてみても理想の留学に予算が足りない場合、お金を借りるという方法が考えられます。
ただ残念なことに、原則として学位等を取得しない語学留学の場合、留学費用負担を目的とした奨学金を貸し付けてくれる団体等はほとんどない状態です。
※執筆時2019年10月現在
ただし官民協働で進めている「トビタテ!留学JAPAN」の中には、単純な語学留学だけでなくインターンシップやボランティアを行う場合、返済不要の奨学金を得られるケースもありますので、該当するケースがあるか一度見てみることをおススメします。
?トビタテ!留学JAPAN
その他、埼玉県は県独自の留学サポートが手厚いため、埼玉県民の方や、埼玉県に関わる方は要チェックです。
?グローバル人材育成センター埼玉
語学留学に限らず、海外留学の奨学金については以下の新皇冠体育が参考になります。
?留学ネット「海外留学の奨学金新皇冠体育はこれ!今すぐチェックすべき80団体」
尚、銀行から以下のような教育ローンを借り入れるという方法もあります。ただし日本学生支援機構等の奨学金の場合、金利が1%未満であることが多いですが、教育ローンは3%以上の場合が多く、金利が多く発生してしまう可能性があります。少しでも金利を低く抑えたい方は、まずは奨学金を検討してみた方が良いでしょう。
?みずほ銀行の教育ローン
?イオン銀行の教育ローン
学生の方向けの奨学金
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その他、大学生や専門学校生など学生の方であれば、独立行政法人 日本学生支援機構の奨学金を借りることが可能です。ただしこの奨学金は、まとまった金額を借りる奨学金ではなく、毎月2万円~12万円の間(※)で月額貸与という形になる奨学金になるため、留学の事前資金にすることはできません。
※第二種奨学金(有利子)の場合/2019年10月時点また借りたいと思ってすぐに借りられる奨学金ではなく、入学前もしくは4月の入学直後から申請し、1年生の夏前にようやく給付が開始になるというイメージが一般的です。例えば予め留学の計画を立てておき、2年生になったら貸与された奨学金を短期留学に充てるということはできますので、将来的に留学を希望されている方は、選択肢の一つとして見ても良いと思います。
※学校が認める、単位互換等が可能な留学等に関しては、以下の奨学金が認められる可能性もあります。
第二種奨学金(短期留学)
3-3.バイト等で稼ぐ
これは説明不要かも知れませんが、一番確実に留学予算を確保する方法は、地道にバイト等でお金を稼ぐことでしょう。毎月数万円貯金できれば、一定期間の留学が可能になります。
ただし学生の方の場合、バイトに打ち込み過ぎて学業を疎かにするのは全く意味がありません。あくまで本業である学業に支障がない範囲で取り組むようにしましょう。
お金を借りるにしても稼ぐにしても時間がかかるので、計画的に準備を進めるようにしたいですね。
さて、様々な費用について解説してきましたが、「留学」と一言で言っても、上記で説明したような「語学留学」だけでなく、海外の大学へ入学する「正規留学」あるいは「学部留学」と呼ばれる留学もあります。
当ブログを運営する神田外語学院にはそういった「正規留学」や「学部留学」を実現する留学科という学科もありますので、ぜひあわせてご覧ください。以下では留学科の学科紹介movieもご覧いただけます。
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?神田外語学院の教育の特長について以下の記事もご覧ください!
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では以下5点についてお話してきました。
◆語学留学にかかる費用を事前に把握しておくことは重要
◆英語圏の留学先で迷ったら、タイプ別でカナダかフィリピンかフィジー
◆短期留学は渡航費、長期留学は学費や居住費を抑えるのがコツ
◆お金を借りたり稼いだりするのは時間がかかるので、計画的に準備を
◆語学留学ではなく正規留学という道もある
皆さんの留学が素敵な留学になることを応援しています!
もし留学に必要な英語力や、海外大学進学のメリット?デメリットに興味がある方は、以下の記事もご覧ください。 |