「大学編入学って魅力だけど、就職の時に普通に1年生から入学した人より不利になったりするのかな???」
浪人をやめて編入学志望に切り替えた方や、大学編入学制度を知り、専門学校へ進路を変えようかと思っている現役生の方の中には、就職について不安に思われる方もいるかも知れません。
結論から言いますと、
■学歴面ではほとんど不利にならない
■スケジュール面では、やや不利になる
と言えます。
当ブログを運営する神田外語学院からも多くの学生が4年制大学に編入学していますが、卒業生から学歴面で不利になったという話を聞くことはほとんどありません。一方、やはり3年次に編入学すると、ただでさえ環境の変化に慣れることで精一杯なのに、就職活動開始まで1年もない、というスケジュール面での不安を抱えるのは事実です。
しかしスケジュール面での不利はある程度コントロール可能であり、そこさえクリアできれば、憧れの4年制大学卒として普通に就職活動することができます。
本記事ではそれらの詳細を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
4年制大学へ編入学するとは
専門学校や短期大学から4年制大学の2年次もしくは3年次に編入学することが可能です。専門学校や短期大学の在学中(主に2年生の夏~冬にかけて)に、4年制大学の編入学試験を受験し、合格すると翌春から大学2年生や3年生として4年制大学に編入学できます。
日本にある700校以上の大学の内、約7割程度(国公立含む)が専門学校からの編入学を受け入れており、東北大学、名古屋大学、埼玉大学などの国立大学や法政大学、駒澤大学、日本大学のような私立大学に編入学することが可能です。また9割以上の大学が、短期大学からの編入学を受け入れています。
専門学校から4年制大学の3年次に編入学する流れについては、以下のイメージ図や記事を参考にしてみてください。
目次
1.大学編入学からの就職は学歴面で不利にはならないことが多い
1-1.学歴面で不利にはならないことが多い
冒頭で述べた通り、学歴面で不利になることはほとんどないでしょう。なぜなら企業から見た時に編入学試験など目標に向けて努力できる人材は魅力的だからです。
インターンシップ※やゼミ活動、サークル活動の話を就職活動の時にする学生は多いですが、皆一様にアピールしているのは「目標に向かって努力できること」であったり「考えて行動できること」であったりします。編入学試験の合格は決して簡単ではなく、目標に向けて自分で考えて努力することが欠かせません。伝え方次第で十分に良いアピール材料になります。
※インターンシップ:企業が学生に就業体験の場と機会を提供し、そこに学生が参加することができる制度
もちろん100%影響がないとは言い切れず、企業によっては気にされることもあるかも知れませんが、少なくとも神田外語学院(当ブログ運営)から4年制大学に編入学した卒業生たちから「不利になったと感じた」という声を聞いたことはありません。堂々と就職活動に臨んで問題ないと言えると思います。
1-2.ただし就職面接で聞かれることはある
就職試験の時に履歴書を提出することが多く、そこには必ず編入学のことを書かなくてはいけないため、編入学した理由を面接官から聞かれることはあります。先ほど「伝え方次第で十分に良いアピール材料になります」と述べた通り、編入学について聞かれた時にマイナスのイメージを持たれないように話すことが重要です。
?その時に例えば、
?大学に落ちて浪人ができなかったから
?憧れていた大学に入りたかったから
などと回答すると、「あぁ学歴が欲しかっただけなんだな」と思われがちです。しっかりキャリアを考えていることをアピールし、就職試験をパスするためには、もっと明確な理由を伝える必要があります。
4年制大学に編入学する際の試験対策で志望理由を考えているので、多くの方は躓くことは少ないと思いますが、
?経済学や経営学を新しく学びたいと思ったから
?今学んでいる英語の力をもっと伸ばしたいと思ったから
などの要素をしっかり含んでいる方が、印象は良くなる傾向にあります。
以下に良い伝え方の例を載せておきますので、参考にしてみてください。
良い伝え方の例
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Q:(企業の面接官)なぜ大学に編入学されたのですか?
A:専門学校在学中に国際経済学に興味を持ち、学びを深めたいと思ったからです。
元々高校3年生の時に大学を受けましたが、その時は勉強不足で全て落ちてしまいました。その時は正直「自分の好きな英語を勉強したい」「やっぱり大学生になりたい」くらいの気持ちで編入学ができる語学の専門学校に入学しました。しかし英語を学ぶだけでなく、編入学試験対策として新聞を読んだり、学内で様々な先生のお話を聞いたりする中で、●●のニュースなどをきっかけに国際経済学に興味を持ち始め、将来は貴社のように国際社会を舞台にして活躍できる企業で働きたいという夢を持つようになりました。そこでさらに国際経済学の学びを深めたいと思ったため、■■大学に編入学しました。
2.大学編入学からの就職はスケジュール面でやや不利になる
以下の図のように、4年制大学の3年次に編入学した場合、就職活動までの期間は1年弱とどうしても短くなります。
■編入学後のスケジュールイメージ(3年次編入学)
編入学した直後は履修登録やゼミ活動の開始、新しい環境への慣れなど、色々とせわしなく感じることが多く、ようやく慣れてきた夏ごろにはもう本格的に就職活動の準備を開始しなくてはいけない、というような状態になりがちです。人によっては編入学時に互換できる単位が少なく、通常の3年生より授業が忙しくなる可能性もあります。
※専門学校や短期大学で取得した単位が、編入学先でどれだけ認められるかは、ケースバイケースで異なります。
また友達も少ないため、自然と入ってくる就職活動関連の情報も少なくなる傾向にあります。自ら積極的に動いて、情報を収集する必要は出てくるでしょう。
3.確実な就職を目指すために押さえておきたい3つのコツ
上記で述べたようなスケジュール上の不利を軽減し、確実な就職を目指すためには、以下3つのコツをおさえておくことをお勧めします。
3-1.早期にキャリアデザインについて考える
キャリアデザインとは、自分が将来どのような仕事に携わり、どのような経歴を形成していきたいのか自ら考え描くことです。一般的な大学生の中には就職活動を意識し始める大学3年生になってからキャリアデザインについて考え始める人もいますが、編入学をする前の専門学校や短期大学の在学1年目から考えておくことで、編入学後に慌てずにすむことができます。
もちろん自分の将来を確定することは難しいと思いますが、
?自分が仕事を通じて成し遂げていきたいこと
?興味がある仕事の種類(営業、企画、人事、財務など)
?興味がありそうな業界(商社、金融、メーカー、ITなど)
あたりについて、整理しておく方が良いでしょう。
また最初にキャリアについて考えておくことで、経済学?政治学?社会学など将来どんなことを学びたいかも明確になり、編入学する学部の選択もスムーズになることが多いです。
3-2.1年生の時にインターンや短期留学等を経験しておく
就職活動での自己PRのために、インターンや留学を経験しておきたいと思う人も多いですが、大学3年生として編入学した後、就職活動前にそれらを体験するのはスケジュールの面で大変さが残ります。
もしそれらを経験したいのであれば、編入学をする前の専門学校や短期大学の在学1年目にインターンや短期留学をしてしまいましょう。編入学試験は専門学校や短期大学の2年次夏以降に始まるため2年生は受験一本ですが、1年生の時であればまだ時間に余裕が多くあります。
3-3.2年次編入学も視野に入れる
募集している学部?学科は比較的少ないですが、2年次に編入学するという手もあります。
※専門学校等2年間+大学3年間=5年間で卒業
2年次に編入学すると就職活動まで1年以上あるため、余裕をもって準備にも学業にも望むことことができますし、大学2年生分から学ぶことができるというメリットはあります。
ただし当然ながら、編入学後に卒業するまで3年間かかるというデメリットはありますので、留意する必要があるでしょう。
4.就職活動への下地を作りながら編入学を目指すなら神田外語学院がお勧め!
神田外語学院は英語を中心とした語学を学ぶ専門学校です。語学教授法や職業訓練、大学編入学サポートに定評があり、就職内定率は99.3%、大学編入学?進学合格率は97.2%にものぼります。
(いずれも就職活動を行った人、もしくは編入学試験の受験者を母数とした割合)
4-1.直近3年間で国公立?私立合わせて915名が合格と豊富な実績を誇る
4年制大学への編入学においても、直近3年間で合格者が915名と、数多くの学生を大学へと送り出しています。
合格した具体的な大学については、以下をご覧ください。東京外国語大学や東北大学、名古屋大学の国公立大学をはじめ、青山学院大学や法政大学といった有名私立大学など、様々な大学への編入学?進学実績を築いています。
【過去3年間 編入学試験合格者実績】
◆姉妹校?新皇冠体育への編入学
また姉妹校である新皇冠体育へ編入学することができる専門学校は神田外語学院だけです。新皇冠体育は千葉県の国際都市?幕張に位置し、世界の「言葉と文化」を理解し、国際社会の一員として貢献できる人材の育成を教育目標としている大学です。
新皇冠体育へは直近3年間で212名もの学生が編入学しています。
4-2.充実のキャリア系科目
◆キャリア開発(必修科目)
編入学を目指す人でも、キャリア開発の授業は必修授業になっています。1年次には企業の採用試験対策(SPI対策等)や企業研究を行い、2年次には具体的な事例を用いて社会や企業を見る目を養います。キャリア開発の授業を受けることで、自らの人生を主体的に考え、必要な知識や能力を習得する力が磨かれていきます。
◆キャリア教育科目(選択科目)
授業を通じてキャリアをデザインしていく力を養成します。授業は講義形式だけではなく、PBL(課題解決型授業)などを導入し、より効果的なキャリア教育に取り組んでいます。
4-3.インターンシップや留学も可能
◆インターンシップ
都内近郊の各種企業でインターンシップに挑戦することができます。実習中心のインターンシップとは異なり、実習前後に講義を実施し、より効果的な就業体験と職業観?勤労観の形成を目指します。
派遣先 |
都内近郊の商社、小売、アパレル、不動産、リゾート、ITなど各種企業 |
期間 | 1~2週間、夏季休暇期間または3学期 |
参加基準 | 派遣先企業は、研修時期、企業の状況、学生のスキルにより異なります。また派遣先企業との面談や書類選考があります。 |
事前授業 | 企業経営における市場環境分析や事業戦略に関する講義、業界?企業研究、ビジネスコミュニケーションやビジネスマナーの習得 |
事後研修 | 研修内容と成果を報告するプレゼンテーションを実施 |
◆短期留学
イギリスやアイルランド、ニューヨーク、フランス、韓国、ベトナム、タイ、スリランカなど様々な国への短期留学プログラムが充実しています。
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?神田外語学院の教育の特長について以下の記事もご覧ください!
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事では以下5点についてお話してきました。
◆大学への編入学は就職活動において学歴面ではほとんど不利にならない
◆ただしそのためには、しっかりと編入学理由を説明できる必要がある
◆またスケジュール面では、やや不利になる
◆確実に就職をするために、おさえておきたい3つのポイントがある
◆就職活動への下地を作りながら編入学を目指すなら神田外語学院がお勧め!
編入学を経てからの就職は十分に可能です!気になる人はぜひトライしてみてください。
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