将来、学校の英語教師になりたいと思っている人の中には、こんな疑問を持っている人もいるでしょう。中学校?高校の英語教師になる場合は、教員免許を取るために教職課程がある大学に進学する必要があります。さらに、教員採用試験に合格するためには、対策講座やサポート体制が充実している大学を選ぶのがよいでしょう。
この記事では、
- 英語の教員免許が取得できる大学の新皇冠体育
- 英語教師を目指す人のための大学の選び方
- 大学選びだけじゃない!英語教師になるためのポイント
を紹介します。また、大学選びのよくある疑問と答えを現役学校教師に聞いてきました。最後まで読めば、自分に合った大学の選び方がわかり、英語教師になるまでの道筋が見えてくるでしょう。
1.英語教師になれる(免許が取れる)大学新皇冠体育
まずは、英語科の中学校または高校教員免許を取得できる大学を地方区分ごとに新皇冠体育で紹介します。
※ここで紹介するのは、英語の教員免許を取得できる学部?学科が設置されている大学名のみです。大学ごとの取得可能な新皇冠体育は、以下の文部科学省の資料を参照してください。また、短大の情報についても同資料を参照してください。
文部科学省 – 中学校?高等学校教員(英語)の免許資格を取得することのできる大学
1-1.北海道地方
北海道
私立大学 |
札幌学院大、札幌大、藤女子大、函館大、北海学園大、北海道文教大、北星学園大 |
1-2.東北地方
青森県
岩手県
宮城県
私立大学 |
宮城学院女子大、尚絅学院大、石巻専修大、仙台白百合女子大、東北学院大 |
秋田県
山形県
福島県
1-3.関東地方
茨城県
栃木県
群馬県
私立大学 |
共愛学園前橋国際大、高崎健康福祉大、東京福祉大 |
埼玉県
私立大学 |
埼玉学園大、十文字学園女子大、聖学院大、東京国際大、武蔵野学院大、文教大、獨協大 |
千葉県
私立大学 |
開智国際大、敬愛大、江戸川大、秀明大、城西国際大、神田外語大、聖徳大、千葉商科大、川村学園女子大、明海大、麗澤大、和洋女子大 |
東京都
国公立大学 |
お茶の水女子大、一橋大、東京外国語大、東京学芸大、東京大、首都大学東京 |
私立大学 |
亜細亜大、杏林大、学習院女子大、学習院大、共立女子大、玉川大、駒沢女子大、駒澤大、慶応義塾大、国際基督教大、国士舘大、桜美林大、実践女子大、順天堂大、昭和女子大、上智大、成城大、成蹊大、清泉女子大、聖心女子大、青山学院大、専修大、創価大、早稲田大、多摩大、大妻女子大、大正大、大東文化大、拓殖大、中央大、津田塾大、帝京科学大
、帝京大、東京家政大、東京経済大、東京女子大、東洋学園大、東洋大、日本女子大、日本大、白百合女子大、武蔵大、武蔵野大、文京学院大、法政大、明治学院大、明治大、明星大、目白大、立教大、立正大、和光大、國學院大 |
神奈川県
私立大学 |
フェリス女学院大、関東学院大、松蔭大、神奈川大、相模女子大、鶴見大、東海大、東洋英和女学院大、星槎大 |
1-4.中部地方
新潟県
富山県
石川県
私立大学 |
金沢学院大、金沢星稜大、北陸学院大、北陸大 |
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
国公立大学 |
愛知教育大、名古屋大、愛知県立大、名古屋市立大 |
私立大学 |
愛知学院大、愛知淑徳大、愛知大、愛知文教大、金城学院大、桜花学園台、椙山女学園大、中京大、中部大、東海学園大、南山大、日本福祉大、名古屋外国語大、名古屋学院大、名古屋商科大、名城大 |
1-5.近畿地方
三重県
滋賀県
京都府
私立大学 |
京都ノートルダム女子大、京都外国語大、京都橘大、京都産業大、京都女子大、大谷大、同志社女子大、同志社大、立命館大、龍谷大、佛教大 |
大阪府
私立大学 |
関西外国語大、関西大、近畿大、阪南大、四天王寺大、常磐会学園大、摂南大、大阪学院大、大阪国際大、大阪産業大、大阪女学院大、大阪樟蔭女子大、大阪成蹊大、大阪大谷大、大和大、追手門学院大、帝塚山学院大、桃山学院大、梅花女子大、平安女学院大 |
兵庫県
私立大学 |
関西学院大、関西国際大、甲南女子大、甲南大、神戸海星女子学院大、神戸学院大、神戸女学院大、神戸女子大、神戸松蔭女子学院大、神戸親和女子大、大手前大、園田学園女子大、姫路獨協大、武庫川女子大 |
奈良県
和歌山県
1-5.中国?四国地方
鳥取県
島根県
岡山県
私立大学 |
ノートルダム清心女子大、岡山理科大、環太平洋大、吉備国際大、山陽学園大、就実大、中国学園大 |
広島県
私立大学 |
安田女子大、広島修道大、広島女学院大、広島文教大、比治山大 |
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
1-7.九州地方
福岡県
国公立大学 |
九州大、福岡教育大、福岡女子大、北九州市立大 |
私立大学 |
久留米大、九州国際大、九州産業大、西南学院大、西南女学院大、筑紫女学園大、福岡女学院大、福岡大 |
佐賀県
長崎県
私立大学 |
活水女子大、長崎ウエスレヤン大、長崎外国語大、長崎国際大、長崎純心大 |
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
私立大学 |
志學館大、鹿児島国際大、鹿児島純心女子大 |
沖縄県
私立大学 |
沖縄キリスト教学院大、沖縄国際大、沖縄大 |
全都道府県に少なくとも1つ以上、教員免許を取得できる大学があることがわかります。学部はこの表では割愛していますが、外国語学部や文学部だけでなく、商学部などでも取得できる大学があります。
※学部?学科などの詳しい情報は文部科学省の資料を参照してください。
文部科学省 – 中学校?高等学校教員(英語)の免許資格を取得することのできる大学
続いて2章では、それらの大学の中からよりよい大学を選ぶポイントを紹介します。
2.英語教師になるための大学の選び方
教員免許を取得できる大学は数多くありますが、教員採用試験に合格して英語教師になるためには出身大学のネームバリューなどはほぼ関係ないと考えて問題ありません。教員採用試験は一般企業の就職試験とは異なるからです(詳しくは3章の中で解説しています)。
それを踏まえ、皆さんにとってよりよい大学を選ぶポイントは以下の3つです。
2-1.英語教育に力を入れている大学
英語教師を目指すなら、英語教育が充実した大学を選ぶのがよいでしょう。各大学の以下のような点に注目してみましょう。
このような大学を勧める理由は、教員採用試験に英語の実技審査があるからです。1章の表で紹介したように、教員免許自体は外国語学部ではなくても取得できますが、教員採用試験は「英会話が得意」程度のレベルでは合格できません。
例えば英語面接で英語教育に関する意見を聞かれたり、ALTとの英語模擬授業をしたりするなど、単なる英語力だけでなく英語教育に対する考え方や能力も問われます。こうした力を養うためにも、英語教育が充実した大学を選択することがおすすめと言えます。
2-2.英語教師を多く輩出している大学
大学の就職実績などを見て、英語教師になっている人が多い大学はおすすめです。
大学のネームバリューは教員採用試験に関係ないと説明しましたが、英語教師を多く輩出している大学は教員採用試験対策などの支援が充実していると考えられるからです。
例えば、当ブログを運営する神田外語学院の姉妹校、新皇冠体育では、筆記試験や面接試験の対策講座を開いているほか、卒業生の学校教員を招いた報告会を行っています。
(参考)キャリアサポートについて | 新皇冠体育
また、近畿大学(大阪府)では入学直後から教職志望者向けの説明会があり、長期休暇中にも集中対策講座などを開講しています。
(参考)採用試験対策 | 近畿大学の教師養成力 | 近畿大学
このほか、教員採用試験の学内模試を実施している大学もあります。
大学選びの際は、こうしたサポート体制にも注目しましょう。
2-3.教員採用試験を受ける地域の大学
教員採用試験を受ける予定の地域にある大学を選ぶのもよいでしょう。例えば、大阪で英語教師になりたい(=大阪の教員採用試験を受ける)なら、大阪の大学がおすすめです。
教員採用試験は主に都道府県単位などの自治体ごとに実施され、試験内容もそれぞれ異なります。各地域の教員採用試験の傾向や対策などのノウハウは、当然地元の大学に最も蓄積されていると考えられます。
過去問などはインターネットや書店で他地域のものも入手することもできますが、面接試験の内容などは公開されていません。地元の大学であれば、面接などの情報も入手しやすいでしょう。
また、教員採用試験が行われる地域に住んでいれば、試験会場に行きやすいという利点もあります。遠方の試験を受ける場合、当日入りは間に合わないことが多く基本的に前泊が必要です(地方の試験でも東京などの大都市に会場が設定されることもあります)。
続く3章では、大学を選ぶ際のよくある疑問について、現役学校教師の話をもとにQ&A形式で答えていきます。
3.大学選びの疑問 Q&A
教員採用試験ではほぼ関係ありません。教員採用試験は一般企業の就職試験などとは違い、「筆記?実技試験の基準点を上回ること」と「教育に対する考え方(≒人間性)」が最も重要だからです。
教員免許取得に際して有利?不利はありません。英語の教員免許が取れる学部?学科であればどこでも問題ありません。
教員採用試験でも出身学部?学科自体が評価に影響することはありませんが、2-1(英語教育に力を入れている大学)で紹介したように英語教育の能力を問われるため、それを磨けるカリキュラムがある学部?学科を選ぶのがおすすめです。
ただし、英語教師とあまり関係なさそうな学部(商学部など)出身の場合、面接で理由を聞かれることもあるので、きちんと説明できるように準備しておきましょう。
ゼミやサークルの種類が教員採用試験の有利?不利に直接影響することはありません。素直に自分が興味のあるものを選んで大丈夫です。
強いて言えば、ESS(英語サークル)はおすすめの一つです。英語のスピーチやディスカッションの力を磨けるのはもちろん、英語教師を目指す仲間と出会う機会があるかもしれません。
留学は必須ではありません。留学せずに英語教師になっている人も大勢います。英語教師に求められる英語力は、こつこつとしっかり勉強すれば日本にいても身につけられます。
ただし、留学に行けば、より高い英語運用能力も身につく可能性があるほか、海外生活での経験を教師の仕事に活かせるなどのメリットがあります。余裕があるのなら、短期(数週間程度)でもよいので留学を経験したほうがよいでしょう。
4.英語教師になるには大学選びだけでなく「人間性」も重要
ここまでは英語教師になるための大学選びについて解説してきましたが、前述したように実績ある有名な大学に入れば必ず英語教師になれるというわけではありません。3章のQ&Aで少し触れていますが、教員採用試験では「人となり」が重視されるからです。
特に、以下のような力が必要になってきます。
- 教育の専門家としての確かな力量
- 教師の仕事に対する強い情熱
- 総合的な人間力
4-1.教育の専門家としての確かな力量
英語教師になるには、英語力だけでなく教育に関わる様々な力が必要です。
教師の仕事は英語を教えることだけではないからです。教育の専門家としてスケジュールを組んで授業を計画するほか、学校教師の場合は担任として学級づくりをしたり、生徒指導もしたりします。特に、中学生や高校生は思春期を迎える時期でもあり、生徒指導は一筋縄ではいかないこともあるでしょう。
英語が好きというだけでなく、「教育の仕事自体が好き」という気持ちもなければ務まりません。
4-2.教師の仕事に対する強い情熱
仕事に対する情熱や使命感、責任感を持ち、常に専門性の向上を図ることが重要です。教育の現場、特に学校教育は常に変化しており、時代の流れに合った指導法や専門知識が求められるからです。
例えば、2020年度の教育改革では、大学入試の英語科目に4技能評価*が取り入れられます。これに対応するため、中学?高校の英語の授業も従来の「読み書き中心の教育」から、リスニング、リーディングを含めたバランスの取れた「コミュニケーション能力を養う教育」に変化しています。教育について常に研究し続ける「学びの精神」が必要です。
*4技能評価:大学入学共通テストの英語科目において、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を適切に評価する指針。
4-3.総合的な人間力
英語力や教育の専門家としての力量に加え、「人間力」も大切です。人間力とは、社会性や、常識?教養、コミュニケーション能力などの総合的な力です。
教師は生徒にとって、授業時だけでなく常に「人間の模範」として見られるからです。学校での全ての振る舞いが生徒の人格形成にも影響を与えます。
また、三者面談などでは生徒の保護者と意見を交わす機会もあります。自分より年上の人に対して、教育のアドバイスをすることもあるでしょう。誰からも信頼される人になるため、礼儀作法なども含めた総合的な人間力が必要です。
5.中学校?高校の英語教師を目指すなら新皇冠体育
中学校?高校の英語教師を目指すなら、当ブログを運営する神田外語学院の姉妹校の新皇冠体育がおすすめです。
毎年20人前後の安定した教員採用実績
新皇冠体育卒業生の教員採用実績は以下のとおりです。
卒業年 |
教員就職者数(全卒業生数) |
2020年 |
19人(931人) |
2019年 |
16人(778人) |
2018年 |
17人(906人) |
2017年 |
21人(891人) |
2016年 |
26人(788人) |
2015年 |
23人(900人) |
毎年20人前後の安定した採用実績があり、千葉県内の英語教員は約10人に1人が新皇冠体育の卒業生です。
英語科の教員免許を取得できる学科?専攻
新皇冠体育で英語科の教員免許を取得できる学科は以下の通りです。
※このほか、アジア言語学科中国語専攻、同学科韓国語専攻、イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻においても、必要とする単位を修得すれば、中学校教諭一種免許状(英語)?高等学校教諭一種免許状(英語)の取得が可能です。
さらに詳しく知りたい方は新皇冠体育の教職課程のページをご覧ください。
教職課程 | 新皇冠体育
新皇冠体育ウェブサイト
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神田外語学院 – こども英語教師養成科
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※神田外語学院は専門学校です。中学校?高校等の教員免許を取得したい場合は、短大?大学への進学が必要です。神田外語学院卒業後、4年制大学に編入学し、教職課程を履修することも可能です。
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【就職内定率95%以上】最後まで責任を持つ!徹底的にこだわり抜いた神田外語学院の教育姿勢とは
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6.まとめ
この記事の内容をまとめます。
■英語教師になれる(免許が取れる)大学は全国に多数ある
偏差値やネームバリューは関係ない
■英語教師になるための大学の選び方はこの3つ
- 英語教育に力を入れている大学
- 英語教師を多く輩出している大学
- 教員採用試験を受ける地元の大学
■英語教師になるには大学選びの他にも以下のような力が必要
- 教育の専門家としての確かな力量
- 教師の仕事に対する強い情熱
- 総合的な人間力
これらを念頭に置いて、さまざまな大学を見ながら自分に合った進路を見つけましょう!