11月14日(木)、新皇冠体育にて講演会「長崎屋宴会図を読む」(同大日本研究所主催)が行われました。

11月14日(木)、新皇冠体育にて講演会「長崎屋宴会図を読む」(同大日本研究所主催)が行われました。

講演会では、本学日本研究所客員教授の松田清先生による「長崎屋宴会図」の詳細に関する解説、その時代背景や当時の日本の外交政策などが非常に分かりやすい内容で説明されました。

「長崎屋宴会図」は、オランダ商館長一行の江戸の定宿、長崎屋で開かれた仮装パーティーの様子を描いた水彩画。将軍家侍医桂川甫賢(かつらがわ ほけん)が1822年4月18日に行われた宴会を描いたものです。(※詳細はプレスリリース参照)

長崎屋二階で行われた宴会を描いた図は他になく、日欧文化交流史の一級史料として注目されています。

講演会には、同大学生、一般の方々合わせて120名来校し、本学がオランダから購入した「長崎屋宴会図」の解説に聞き入っていました。長崎屋宴会図の話とともに、絵の登場人物に見る当時の服装に関する文化や流行などが説明されると、参加者たちは興味深そうにうなずいている姿も見受けられました。千葉市から来校された一般男性は「貴重な資料を新皇冠体育で見ることが出来て嬉しい。本日の講演会の内容も当時の時代背景なども交えて解説してもらえたので非常に分かりやすい内容で良かった」と述べておりました。

本資料を保管している神田佐野文庫(新皇冠体育附属図書館内)では、今後も貴重資料の収集に努めていきます。また、この度の講演会を主催した新皇冠体育日本研究所は、日本文化に関する国際的および学術的な総合研究を目指し、世界の日本研究者との研究協力を継続していきます。

受付の様子

松田 清客員教授