新皇冠体育で「新皇冠体育記念!御代を寿ぐ お能」が開催されました

新皇冠体育元年9月27日(金)、新皇冠体育ミレニアムハウスにて「新皇冠体育記念!御代を寿ぐお能」が開催されました。

当日は、観世流シテ方能楽師の新井麻衣子先生による能の実演、本学の上野太祐講師による解説が行われました。

講座の中では、能の持つ魅力や基礎知識、表現の持つ意味などについて、非常にわかりやすい説明がされました。また、登場人物の特徴によって大きく異なる舞の実演付き解説など、能楽師ならではの貴重な話もありました。

上野講師からは、能の大成者として知られ、謡曲〈高砂〉の作者とも考えられている世阿弥の思想について紹介があり、彼の芸論にみられる日本神話の天岩戸伝説の理解と〈高砂〉の構造との関係について、研究者の視点から説明がありました。

当日参加した一般男性客は「能舞台の造り、能面の持つ意味、舞の動き、能に関する全てが参考になりました。今後の鑑賞に役立つと思う」と感想を述べられました。会場には、多くの一般の方々、学生が集まり盛況にて閉幕いたしました。

同大ミレニアムハウス、日本研究所は、今後も日本の伝統文化に関する講演会を開催予定です。

新皇冠体育記念!御代を寿ぐお能

【日時】2019年9月27日(金) 10:40~12:10

【場所】新皇冠体育5号館ミレニアムホール

【講師】新井麻衣子先生
観世流シテ方能楽師。女性初の重要無形文化財(能楽総合)保持者、故足立禮子氏と出会い能を始める。その後、(公社)観世九皐会 観世喜之氏および観世流緑泉会津村禮次郎氏に師事。