活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.95/ザンビア)

加藤 大成さん(外国語学部国際コミュニケーション学科国際ビジネスキャリア専攻2022年3月卒)
はじめまして。2023年から2年間、アフリカ南部にある在ザンビア日本国大使館にて勤務しておりました、加藤大成と申します。今回は、私が派遣員を目指したきっかけやザンビアでの生活等をご紹介できればと思います。派遣員を志す方や興味を持っている方、また海外での仕事や生活に興味を持たれている方にとって少しでも参考になれば幸いです。

派遣員を目指したきっかけ

私は大学卒業後、一度民間企業に就職しています。コロナ禍のため、在学中に一度も海外に出ることなく就職したため、入社した会社への不満などは無かったものの、心の中では語学力を活かして海外の環境に飛び込みたいと考えていました。
そんな時、大学時代の同期が派遣員として海外に行くことになったとの連絡を受けたことがきっかけで、派遣員制度に興味を持ち、久保谷先生の講座にも参加させていただきました。

ザンビアでの生活

着任後は官房班に配属され、主に下記のような業務を担当していました。

?館用車の手配及び管理
?館員の出張や休暇のフライト手配
?会計業務
?物資調達(第3国からの食料調達)
?便宜供与(国会議員や政府関係者の出入国支援など)
?広報文化業務(外交団主催のイベントへの出展など)

ザンビアでは便宜供与の機会が少なかったため、幅広い業務を担当させていただきました。最初は戸惑うこともありましたが、館員の方に手厚くサポートしていただき、安心して業務を進めることができました。
私生活では、家から車を1時間程走らせるとキリンやゾウなどの野生動物を見ることができる環境であったため、休日はよく館員や友人とサファリに行っていました。
また、赴任した年に発生した大規模な干ばつによって、水や電気にアクセスできないことが多い環境下で生活していました。不便ではありましたが、毎日ろうそくで明かりを灯し、炭で火を起こして自炊していたことは今となっては良い思い出です。

任期終了後

任期後のキャリアについては赴任前から考えていましたが、ザンビアで得た経験とこれまでに培ったスキルを活かした仕事をしたいと考えていました。 2年間で様々な体験をしましたが、先に触れた大規模な計画停電と断水は自身にとって社会インフラの重要性を痛感する経験となりました。 これがきっかけとなり、現在ではエネルギー関連の商社で働いています。

最後に

私が充実した派遣員生活を送ることができたのは、きっかけを与えてくださった久保谷先生、ザンビア大使館の館員の皆様、在留邦人の皆様、そして派遣員を紹介してくれた大学の同期のおかげです。この場をお借りして、お世話になった全ての皆様に感謝申し上げます。
この2年間を通じて、赴任前は名前すら知らなかったザンビアという国が大好きになりましたし、いつかまた訪問したいと考えています。
また、派遣員や、海外での留学やキャリアに興味を持っていらっしゃる方へ
異国の地での生活や仕事は楽しいことばかりではなく、苦労をする機会も多いです。ですが、その苦労した経験は自身の視野を広げ、将来のキャリアや価値観に確かな変化をもたらしてくれます。 人は新しいことに挑戦する時、リスクを無意識に考えてしまうものですが、もし皆さんの心に少しでも「やってみたい」という気持ちがあれば、一度その気持ちに素直に従って飛び込んでみて欲しいと思います。
派遣員や何か新しいことに挑戦している方、もしくはこれから挑戦される方を心から応援しています。

ザンビア共和国(Republic of Zambia)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:752.61千平方キロメートル(日本の約2倍)
2. 人口:2,131万人
3. 首都:ルサカ
4. 言語:英語(公用語)、ベンバ語、ニャンジャ語、トンガ語
5. 宗教:8割近くはキリスト教、その他(イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教)