外国語学部で「語学」を学ぶメリットとは?

新皇冠体育で「語学」を学ぶことは、どのような意味があるのか。
今回は、「語学」を学ぶメリットと本学の授業紹介を通して、皆さんの未来につながる学びをご紹介します。

外国語学部は4学科に9専攻があり、「語学」を習得しながら、留学、海外研修など、未来に繋がる学びが可能です。

外国語外部の学科構成
本田恵子(アジア言語学科 韓国語専攻 非常勤講師)

試行錯誤を繰り返しセリフを凝縮して字幕に

数多くの韓国ドラマや映画の日本語字幕制作に携わってきた本田恵子先生が講師を務める「韓国語映像翻訳法」。映像翻訳とは、海外の映像作品の音声を字幕翻訳や吹き替え翻訳で日本語化すること。現役翻訳者として活躍する本田先生の授業は、実践的スキルを学べるのが特徴だ。「授業の中心は字幕翻訳づくりです。時間や文字数の制限など字幕翻訳ならではのルールや注意点を学びつつ、字幕制作ソフトを使って、韓国の映画やドラマに字幕をつけていきます」
取材当日の授業は、課題の『猟奇的な彼女』(2001年公開の韓国映画)について、演習形式で進められていた。プロジェクターで、映像の横に韓国語のセリフが表示される字幕制作ソフトが投影され、学生にマイクが渡される。一つのセリフごとに、学生が韓国語で読んでから、予習してきた翻訳案を発表する。『猟奇的な彼女』の1分弱の映像で、男女2人の会話に登場するセリフは約20。学生が発表した翻訳案は、本田先生がソフトに入力し、プロジェクターの画面に字幕としてプレビューされる。「もう少し簡潔な表現は?」「数字は算用数字の全角で表記しましょう」といったアドバイスを加えつつ、画面上の翻訳案を整えていく。学生が発表した「どうして?」という翻訳案が「なぜ?」になるなど、簡潔な字幕に整えられていく様子は、臨場感たっぷりだ。

異文化への理解を深め実践的スキルを身につける

映画のセリフに韓国の国民的小説『ソナギ』が登場するシーンでは、「『ソナギ』を知らない人のために、どんな小説なのか具体性をもたせて訳すことが必要です」と本田先生は解説。 「わからない言葉があれば、必ず裏を取りましょう。字幕翻訳の作業では、調べることが3分の1を占めると言われるほど重要です」
1時間ほどかけて字幕翻訳を終えると、全員でつくりあげた字幕を入れた動画を視聴。次に訳例の字幕つき動画を視聴し、自分たちの字幕との違いを確認する。さらに吹き替え版の動画を視聴すると、日本語のセリフの情報量の多さに、学生たちからどよめきが起こった。 「吹き替え版は内容を網羅しているか確認するのに適しています。字幕翻訳はセリフごとに区切ると、流れがわかりづらくなります。訳例のように、前の字幕から次の字幕へ接続詞を効果的に使いましょう」
実践的な学びを通じ、語学力はもちろん、韓国の文化への理解や日本語の語彙力を深め、クリエイティブなスキルを身につけていく「韓国語映像翻訳法」。言葉選びに悩みながらも意欲的に取り組む学生たちの姿は、映像翻訳の最前線を学ぶ楽しさを語っていた。

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