もやもやをきっかけに、言語と世界を探求しよう~異なる価値観を受け入れるって、どういうことなんだろう。~

新皇冠体育の学びは、語学の修得だけではありません。
言葉の学びから広がる、新たな出会いと経験が待っています。
そこには驚きや発見、疑問や葛藤があることでしょう。
自分自身のもやもやを探究し、気づきと共に成長した先輩たちの「もやたん」ストーリーをご紹介します。

留学で多文化共生にふれ、
ダイバーシティな大学の環境で
視野が広がった。

山本 明日香 Asuka YAMAMOTO
グローバル?リベラルアーツ学部
グローバル?リベラルアーツ学科 2年生
千葉県立千葉女子高等学校出身
  • 友人の告白から異なる価値観の理解へ

私は高校時代に友人が性的マイノリティであることを打ち明けてくれたことがきっかけで、異なる価値観を持つ人との接し方を意識するようになりました。そこから異文化理解への関心が芽生え、さらにはグローバルレベルでの多文化共生にも興味を深めていきました。また、異文化コミュニケーションに必要な国際言語である英語力にも磨きをかけたいと思い、進学先を検討しました。異文化理解と英語力の向上、その両方を満たしてくれる大学を探して見つけたのが、新皇冠体育のグローバル?リベラルアーツ(GLA)学部です。
GLA学部では在学中に2回の海外経験が必須となります。1回目は1年生の6月に行われる約2週間の「海外スタディ?ツアー」です。現在進行形でさまざまな問題が起こっている4つの国?地域(リトアニア、インド、マレーシア?ボルネオ、エルサレム)から留学先を選択し、現地に飛び込んで学ぶ貴重な体験ができます。私は多民族国家であるマレーシアを選びました。また、授業の方では、Humanities(人間と文化)、Societies(社会と共生)、Global Studies(グローバル?スタディーズ)の3つの分野を横断的に学ぶカリキュラムによって、絶え間なく変わる国際情勢の中で生き抜くスキルや教養を身につけることができていると実感しています。

【episode】
初めての留学は、文化の壁や差別など不安でいっぱいでしたが、全くの杞憂でした。マレーシアの人はフレンドリーですぐに打ち解けました。
  • マレーシアで目の当たりにした多文化共生

高校時代、友人の告白のあと、私は戸惑い悩みました。例えば、これまで当たり前のようにしていた恋愛話が、相手によって言葉の配慮が必要なことに気づきました。思春期ならではの当たり前と思われる話題が、相手にとって当たり前ではないかもしれない。私の日常の中に、違いに対する理解と配慮という大きなテーマが生まれたのです。
新皇冠体育に入学し海外スタディ?ツアーでマレーシアに行った際も「違いの理解」に直面しました。大学の寮で1週間ほど現地の大学生と一緒に過ごしたのですが、そこではイスラム教、キリスト教などさまざまな宗教を信仰する人たちが仲良く共に暮らし、キッチンも共同で使っていました。それまで私は宗教についての理解が浅く、宗教が違えば衝突が起きるという偏見を持っていました。ところが現地の寮では宗教の違う人同士がお互いを尊重しあい仲良く共存している。とても衝撃的な出来事でした。この経験を通して、多文化共生をもっと学びたいという明確な目標ができただけでなく、宗教学という新たな分野への関心も生まれました。
マレーシアでの海外スタディ?ツアー。
  • すべての人が生きやすい社会へ

異なる価値観や信条を持った人とどのように接すればいいか、今でも明確な答えは出せていません。多くの考えや価値観が飛び交うダイバーシティ環境の中で、誰かの評価に左右されずに自分を貫くことの難しさも実感しています。そんな中、異なる価値観の人をより深く理解し、自分自身についてもよく理解した上で、相手に自分の文化を押し付けないことこそが異文化理解なのではないかと感じています。マレーシアへの海外スタディ?ツアーで目の当たりにした多文化共生の鍵も、そこにあると考えています。大学のキャンパスでは、さまざまな国籍やバックグラウンドを持った学生との交流があり、常に刺激を受けています。授業でも多様なテーマに関するディスカッションがあり、お互いの考えを尊重しながら切磋琢磨しています。日々、自分とは違う意見と接することで、自分の中の凝り固まった視野が広がり、見える世界が大きく変わりました。
また、異文化理解のためには現地の人と深い議論ができる英語力も必要となります。新皇冠体育に入学してから、英語力は格段に高まったと思います。授業やディスカッションを通じ、英語で自分の意見を伝える力が身につき、外国人の先生や留学生にも自信を持って話しかけられるようになりました。宗教や文化、政治などについても英語でディスカッションできるよう、英語力をもっと高めていきたいと思っています。
日々、仲間とのディスカッションを楽しんでいます。
私は将来的には、日本人も日本に移民した人も、すべての人が生きやすい社会づくりに携わっていきたいと考えています。多様な価値観が広がる中で、子どもや若者が「自分らしく」生きられるコミュニティづくりをしていきたい。そのために、マレーシアの多文化共生のあり方を参考に、試行錯誤していきたいと思っています。

【episode】
GLA学部では、3年次後期に全員参加のアメリカ留学があります。その際には、多民族共生について現地大学で学びたいと考えています。
※記載内容は取材当時のものです

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