第101期外務省在外公館派遣員の壮行会を開催!

第101期外務省在外公館派遣員試験赴任内定者の壮行会が2025年1月20日(月)に行われ、試験に合格した10名の在学生?卒業生が参加しました。 当日は宮内孝久学長をはじめ、浜之上幸副学長、久保谷富美男教授(グローバル?コミュニケーション研究所)、関係部署職員、また在外公館派遣員を経験した先輩が同席し、これから各国に赴任する合格者と懇談を行いました。
壮行会の冒頭では宮内学長から、「在外公館に派遣される皆さんは、コミュニケーションを大事にし、日本とは異なる各国の立場や視点から物事を考えながら仕事をしてください」との激励の言葉が贈られました。

浜之上副学長からは「質問力を鍛えてください。そして、笑顔を大事にしてください。どんなにつらい時も笑顔でいることで、ものごとが好転して行きます」というメッセージが贈られました

また久保谷教授からは、「グローカル教養ゼミを始めて間もない頃はなかなか結果が出ない時期がありましたが、2009年に在外公館派遣員第1号が誕生してからは着実に合格者を輩出し、今や89カ国260名以上の合格者を出すまでになりました。皆さん、2年間の希少な良い経験を積んで、お互い元気に再会しましょう!」と、ゼミの歩みを振り返りながら、エールを贈りました。

第101回外務省在外公館派遣員に内定し今回の壮行会に出席した在学生?卒業生は、久保谷教授が開講する「『Team∞』グローカル教養ゼミ」に参加して勉学に励んできました。この度の合格者を含め、講座が始まってから現在まで260名の在学生?卒業生(新皇冠体育および神田外語学院)が在外公館派遣員として合格し、その派遣先は89ヵ国に上ります。

赴任予定者の紹介

在ドバイ日本国総領事館
石井 小雪さん(英米語学科4年)

この度在ドバイ日本国総領事館への内定をいただきました。教員になるという夢一本を追い続けてきましたが、英語もずっと勉強してきたのだから自分の英語力を使って世界を見たいと思い在外公館派遣員に挑戦しました。第一志望であった在ドバイ日本国総領事館での勤務が決まりとても嬉しく思っています。ドバイでの生活を通して特に人々の宗教観に触れ、どのような背景の方に対しても敬意を持って関われる人になりたいです。支えてくれた人たちとこれから出会う方々とのご縁に感謝しながら、一つ一つ丁寧に正確に総領事館のお役に立てるように精一杯頑張ります。

在コルカタ日本国総領事館
野上 孝之介さん(英米語学科3年)

この度、ご縁があり、在コルカタ日本国総領事館に内定を頂くことができました。野上孝之介と申します。3月からは、これまでとは全く異なる生活が始まるため、正直なところ、不安や緊張を感じています。また、環境が変わるだけでなく、学生から社会人という立場に変わり、学んできたことを実践していかなければなりません。一つ一つの業務に責任を持ち、身も心も引き締めて職務に取り組みたいと考えております。 もちろん、失敗や後悔をすることもあるかもしれませんが、それを恐れず、自分の長所である「人間力」を最大限に活かし、派遣員としての役割を全うするとともに、自分自身も成長していきたいと考えております。

在タンザニア日本国大使館
吉田 奈菜生さん(英米語学科4年)

在タンザニア大使館に内定をいただいている吉田奈菜生です。将来に悩んでいた際に参加した通訳ボランティアがきっかけで、派遣員の存在を知りました。その際既に試験3週間前でしたが、「頑張れば受かるかもよ」という久保谷先生の一言に背中を押され、本気で試験に挑みました。短い時間の中、合格に向けて真摯にサポートしてくださった久保谷先生や矢吹さんに加え、たくさんの刺激をくれる友人達、かけがえのない家族のおかげで今の自分があります。お世話になった方々に成長した姿を見せられるよう、日々を大切にしながら2年間努めさせていただきたいです。

在ダバオ日本国総領事館
小野 夏海さん(英米語学科4年)

この度第101回在外公館派遣員試験に合格し、フィリピンの在ダバオ総領事館に内定をいただきました。4年生の前期までは就活も行っており、進路について思い悩む中で、まさか自分がこの舞台に立つ切符を頂くとは想像もしていませんでした。初の社会人生活を海外で過ごすということで、今は期待と不安でいっぱいです。限られた期間ではありますが自分に出来ることをひとつひとつ増やして、2年後には確かに成長した姿となって帰ってきます。

在ハガッニャ日本国総領事館
森上 英菜さん(国際コミュニケーション専攻4年)

この度、在ハガッニャ日本国総領事館に内定をいただきました。これまで親身にご指導いただいた久保谷先生、アシスタントの矢吹さん、そして友人や家族には心から感謝しています。卒業後の第一歩を派遣員として新たな経験を積むことができることを大変嬉しく思っています。2年間という限られた期間の派遣員生活であることを意識し、毎日を大切に過ごしながら、次のステップに向けて成長していきたいと考えています。常に周囲の方々への感謝の気持ちを忘れず、何が自分に求められているかを考え、最善を尽くしていきます。

在マーシャル日本国大使館
小山 美咲さん(国際コミュニケーション専攻4年)

留学や海外インターンシップを通して、海外で働きたいという気持ちが強くなり、派遣員試験を受験しました。広大な海でつながる隣国であり、日本と歴史的なつながりが深いマーシャル諸島で働けることを大変嬉しく思っています。さらに、ミクロネシア地域には以前から関心を持っており、強いご縁を感じております。派遣員試験への挑戦を含め、大学生活では多くの人との出会いや多くの挑戦に恵まれました。また、講座を通して得た学びや仲間たちと出会えたことに深く感謝しています。これまで培ってきた力を最大限に発揮し、支えてくださった方々への感謝を忘れず、派遣員として大使館に貢献できるよう全力を尽くします。充実した2年間となるよう、日々努力を続けてまいります。

在パラグアイ日本国大使館
芹澤 輝星さん(スペイン語専攻2021年卒)

この度、在パラグアイ大使館での合格をいただきました、2021年スペイン語学科卒業の芹澤輝星と申します。 2021年9月に一度、在外公館派遣員制度を利用し、同じく南米の在ウルグアイ大使館に2年間赴任しておりました。任期終了後も海外で働きたいという思いは変わらず、また、前任地で出会った外交官の方々がいる世界で仕事をしたいと思い、再び派遣員試験を受験しました。2回目の赴任ではありますが初心を忘れず、前任地での経験を活かし、パラグアイでも派遣員として日本の外交に貢献できるよう努めてまいります。

在インドネシア日本国大使館
小野里 琳子さん(インドネシア語専攻4年)

在インドネシア日本国大使館に内定をいただきました、インドネシア語専攻4年の小野里琳子です。インドネシア留学を終え、4年の後期から派遣員の試験勉強に取り組む中で、不安や孤独を感じることもありました。しかし、そんな時ほどこのゼミの存在が大きな支えとなり、苦しい試験期間を乗り越えることができました。改めて、これまでご指導いただいた久保谷先生をはじめ、インドネシア語専攻の先生方、そして多くのアドバイスをくださった派遣員OB?OGの皆さまに心より感謝申し上げます。まだまだ未熟ではありますが、2年間の任期を通じて、社会人として、そして人として成長できるよう精進してまいります。

在ブラジル日本国大使館
千田 綾音さん(ブラジル?ポルトガル語専攻4年)

この度、在ブラジル日本国大使館に内定をいただきました。ポルトガル留学中、進路に迷っていた際に、友人が勧めてくれたことをきっかけに久保谷先生へご連絡させていただきました。その友人と共に派遣員として働くという目標を達成できたこと、そしてブラジルで働くという貴重な機会を手にできたのは、久保谷先生をはじめ、OG?OBの皆様、そしてブラジル?ポルトガル語専攻の先生方の温かいご指導とご支援のおかげです。この場を借りて心より感謝申し上げます。派遣員としての任期が終わった後、自分がどのような目標を持ち、どのような姿になっているのかが楽しみである一方、初めての土地で社会生活をスタートさせることへの不安もありますが、この2年間で派遣員としての役割を全うし、自分自身の成長に繋がるよう、さらに努力を重ねていきたいです。

在広州日本国総領事館
藤川 瞳子さん(中国語専攻4年)

「中国についてもっと知りたい。日中関係に貢献できる人間になりたい。」この漠然とした夢を抱えて入学した4年前の自分が、卒業を目前に控え、こうして派遣員として合格し、新たなスタートを切ろうとしていることを、とても感慨深く感じています。 今の私があるのは、たくさんの学びと中国留学のチャンスを与えてくれた大学、どんな時でも支えてくれた家族、そして大学生活で出会った多くの方々のおかげです。この場を借りて、心から感謝申し上げます。 不安もありますが、この貴重な2年間を十二分に活かし、与えられた仕事に全力で取り組み、常に学び考え続ける姿勢を忘れずに、夢に向かって一歩一歩進んでいきたいです。

関連リンク