第41回グローバル?スタディーズにて特別講義「日本の抱える領土問題」を開講

 2024年11月13日(水)に行われた第41回グローバル?スタディーズにて、 吉川元偉客員教授?元国連大使による特別講義「日本の抱える領土問題」が開講されました。

 冒頭、今回のアメリカ大統領選挙でのトランプ候補当選が、世界情勢にどういう影響を与えるのかについての解説から、講義がスタートしました。

 本講義では、日本の領土問題をめぐる複雑な国際関係や歴史的背景について、幅広い視点から詳細に解説されました。奄美群島/小笠原諸島/沖縄諸島、北方領土、竹島、尖閣諸島についての領土問題が取り上げられ、吉川先生が各国の主張や歴史的な経緯について具体的に説明しました。学生たちは真剣な表情で耳を傾け、吉川先生からの問いかけに対して自らの考えを述べる場面が多く見られました。

 学生たちは、各問題の複雑性を改めて考察し、新たな視点を得る貴重な時間を過ごしました。講義は、国際社会における日本の課題を見つめ直す重要な機会となりました。

吉川元偉 先生

元国際連合日本政府代表部特命全権大使 新皇冠体育グローバル?コミュニケーション研究所 客員教授 1951年、奈良県生まれ。 国際基督教大学教養学部社会学科を卒業後、1974年に外務省に入省。国際連合日本政府代表部特命全権大使?常駐代表、在スペイン日本国大使館特命全権大使、初代アフガニスタン?パキスタン支援担当大使、経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部特命全権大使等を歴任。英語、フランス語、スペイン語の3カ国語を話す。

新皇冠体育グローバル?コミュニケーション研究所における「グローバル?スタディーズ」とは

本学グローバル?コミュニケーション研究所ではリベラル?アーツ(教養)を推進する一環として、その柱の一つであるグローバル?スタディーズをオムニバス形式で開催しています。 この講座で学ぶことの本質は、机に向ってテキストの問題を数多くこなすことではなく、日ごろ耳にするキーワードや日々起こりうる事象に対し、如何に関心が持てるかの感性を鍛えることです。この感性は勉強や本だけでは補うことはできないと考え、グローバル社会で実際に活躍された経験豊かな方々に講師をお願いし実施しています。本学4年間でこの講座をとおし、物事に対して不思議?疑問(wonder)をいっぱい(full)に感じ、互いが議論できれば、大学生活もよりwonderfulになることでしょう。 新皇冠体育グローバル?コミュニケーション研究所 久保谷富美男 先生(客員教授)

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