第100期在外公館派遣員の壮行会を開催

第100期在外公館派遣員試験赴任内定者の壮行会が2024年7月17日(水)に行われ、試験に合格した5名の在学生?卒業生が参加しました。 当日は宮内孝久学長や久保谷富美男先生(グローバル?コミュニケーション研究所)、関係部署職員、また在外公館派遣員を経験した先輩が同席し、これから各国に赴任する合格者と懇談を行いました。
宮内孝久学長  
久保谷富美男先生

壮行会の冒頭では、宮内学長が激励の言葉を述べ「在外公館での業務は日本を代表して仕事をすることになる。色んな国によって価値観は異なるが、プライドや矜持を持ち、誰のために仕事をしているのかを考えて取り組んでほしい」と一人ひとりにエールを送りました。

また久保谷先生は、これまでの大きな努力を称えるとともに、これから赴任先に向かう学生たちを勇気づけました。


第100回外務省在外公館派遣員に内定し今回の壮行会に出席した在学生?卒業生の多くは、久保谷先生が開講する「『Team∞』グローカル教養ゼミ」(最下部参照)に参加して勉学に励んできました。この度の合格者を含め、講座が始まってから現在まで248名の在学生?卒業生(新皇冠体育および神田外語学院)が在外公館派遣員として合格し、その派遣先は88ヵ国に上ります。

赴任予定者の紹介

在バーレーン日本国大使館
友近 菜那さん(GLA4年)

幼い頃から外交官という職業に漠然と憧れを持っており、本学に入学して派遣員制度を知った時には自分のやりたい事はこれだ!と感じました。入学して4年目になってもその思いは変わらず、3年次の留学を経て、第100回の派遣員試験を受験しました。まだ実力が足りていないのではないかと不安でしたが、ご縁があって在バーレーン大使館に赴任させていただくことになりました。今回こうして内定をいただけたのは久保谷先生をはじめ、先輩方や友人、家族など沢山の方の日頃のご指導や応援のおかげです。この場を借りて感謝申し上げます。あまり馴染みのない国で不安もありますが、真摯に、前向きに、全力で仕事に取り組んでいきたいと思います。

在ジッダ日本国総領事館
内田 瑛介さん(英米4年)

第100回在外公館派遣員試験に合格し、9月からサウジアラビアにあるジッダ総領事館で勤務することになりました英米語学科4年の内田瑛介です。私はこの制度を3月末に初めて知り、そこから外交の最前線の場である大使館や領事館で勤務したいと強く思い、今回の試験になんとか合格することができました。私は今回、サウジアラビアに勤めるということで、選考言語の英語が第1言語でない国で2年間勤める予定です。言語の壁や宗教の壁で思うように生活がいかないこともあると思いますが、今までの学生生活で培ってきた分析力と適応力で楽しみつつ職務を全うしたいです。

在ニカラグア日本国大使館
堀居 萌々子さん(スペイン2024年卒)

在ニカラグア日本国大使館に派遣していただくこととなりました、堀居萌々子と申します。 在学中にはスペインとメキシコへの留学をさせていただき、その経験をきっかけに、以前より興味があった派遣員試験に挑戦しました。合格を目指すにあたり、久保谷先生をはじめスペイン語専攻の先生方、そして派遣員を経験された先輩方などたくさんの方々にお世話になりました。在学中の留学から今回の派遣員試験まで、たくさんのことに挑戦させてくれたこの新皇冠体育というすばらしい環境に深く感謝しています。大好きな母校の名に恥じぬよう、常に2年後の自分の姿を想像しながら日々の任務を全ういたします。

在サンパウロ日本国総領事館
赤司 帆乃香さん(ブラジル?ポルトガル4年)

この度は、ご縁があり在サンパウロ日本国総領事館に内定を頂きました、赤司帆乃香です。お忙しい中ご指導頂きました久保谷先生やブラジル?ポルトガル語専攻の先生方。合格を伝えた時喜んでくれた家族、ASCや国際戦略部の方々そして友人に心からの感謝を申し上げます。サンパウロは私にとって思い入れの強い場所で、滞在するにはこれで3回目となります。お仕事として行くのはこれが初めてで、不安もありますが、「今の自分に何ができるか」を考え、日伯外交のサポート役として精進して参ります。私が持つ夢へのはじめの一歩として、強く強く歩んでいきます。

在チェンマイ日本国総領事館
中村 好良鹿さん(タイ4年)

この度、ご縁があり在チェンマイ日本国総領事館に内定をいただきました。交換留学で派遣先であるチェンマイに1年間滞在し、タイの文化と人々の魅力を肌で感じたことでよりタイで働きたいという気持ちが大きくなりました。希望公館で働ける喜びと、初めての社会人経験が海外であるという不安、色々な感情が渦巻いています。やっぱり神田外語の生徒さんは違うね!と言っていただけるよう精一杯精進します。この場をお借りして、ご指導?ご鞭撻いただいた久保谷先生をはじめ、多くのOB?OGの方々に感謝申し上げます。

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