「ダイバーシティマネジメント」を学ぶ、 (株)OSBS の寄付講座を開講
新皇冠体育のキャリア教育センターでは、学生の就職活動やキャリア形成を支援するための科目を開講しています。
2024年度の「キャリア開発 B」では、株式会社 OSBS (オーエスビーエス)の寄付講座として、企業内で活躍する障がい従業員や対人支援専門職の支援と協働に関するより実践的な話から、「ダイバーシティマネジメント」について学びます。多様性を認め互いの能力発揮を助けるこれからの組織運営のありかたや、そこで個々人にできる他者への配慮について視野を広げる講座です。
経営者との双方向のやりとりから学ぶ
第6回となる2024年5月21日(火)3限では 、(株)OSBS 代表取締役社長の眞鍋 謹志氏を招いて、経営者との双方向のやりとりから、社会の中での障がい者雇用の位置づけ、特例子会社が担う社会的価値と今後の発展の可能性について考えました。
<学生コメント>
?障がい者雇用の重要性や企業にとってのメリットについて深く理解しました。企業が多様性を受け入れる意義を再認識し、今後この分野で具体的に貢献したいと感じました。具体的には、インクルーシブな職場環境を作るための具体的な方法や事例について学びました。
?社長が「公平や平等という言葉は差別がある社会だから使われる」と述べたことに衝撃を受け、自分の考えを改めました。これまで善意で使っていた言葉が差別的だったかもしれないと実感しました。
?障がい者雇用に関する法律や制度の改善の必要性を感じました。障がい者雇用達成を確認するための人数カウントの制度の問題点を見直し、より良 い社会を目指すための考え方を深めました。具体的には、障がいの重さによって人数カウントに傾斜をつける制度について考え直す必要があると感じました。
?多くの経験を通じて、自分自身の成長を追求し続けたいと感じました。具体的には、ボランティア活動やインターンシップを通じて実際の現場での経験を積むことを目指しています。
ワークで深める「自己理解」
第9回となる6月11日(火)3限では、キャリアコンサルタント?臨床心理士の高岸聡行氏をお招きし、合理的配慮とホスピタリティの違いについて考え、合理的配慮を考える上で大切となる「自己理解」のプロセスをワークで体験しました。
<ワークでの一例>
①
苦手なこと:プレゼンテーションや意見発表の際に緊張してしまい、言葉が出てこない。
自分でできる工夫や対処法:事前にプレゼンの内容を練習し、何度もリハーサルを行う。
周囲にお願いしたい配慮:努力していることを認めてもらい、安心感を与えてもらう。
②
苦手なこと:タスクやスケジュール管理がうまくできず、期限ギリギリまで取り組まないことが多い。
自分でできる工夫や対処法:具体的な計画表を作成し、タスクを視覚化する。
周囲にお願いしたい配慮:予定を早めに共有してもらい、スケジュールを調整しやすくしてもらう。
次回の記事では、社内法務担当の方を講師にお招きし、専門業務の領域におけるキャリアップをテーマにした第11回講義の様子をお届けします。
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