メキシコ政府留学奨学金の説明会を開催
2024年1月17日(水)、メキシコ政府留学奨学金の学内説明会が開催されました。 この奨学金制度の正式名称は「日墨戦略的グローバル?パートナーシップ研修計画」(2010年に「日墨研修生?学生等交流計画」から改称)です。1971年より日本とメキシコの両政府により始められたいわゆる国費留学制度で、両国の相互理解と友好親善を深め、またそうした両国間の関係性の強化に貢献できるような若手人材を育てることを目指しています。これまでに両国で合わせて5,000名近くの留学生の交換が行われてきました。本学からもほぼ毎年受験者があり、多くの研修生が輩出しています。 例年夏頃に募集が始まるので、それを見越して早めに準備ができるよう今回の説明会が開かれ、スペイン語専攻の1、2年生を中心に20名以上の学生が参加しました。
まずはじめに、本学の名誉教授?柳沼孝一郎先生から制度の歴史についてお話がありました。柳沼先生はメキシコ近現代史を専門に研究し、長年メキシコと深く関わりもあることから、本学の学生にこの研修計画への応募を奨励して精力的にその指導に当たられてきました。今日の場でも温かい励ましの言葉をいただきました。
続けて、昨夏に研修を終えて帰国した堀居萌々子さん(スペイン語専攻4年、研修計画49期生)に加えて、本学の卒業生で元研修生でもある古賀優子さん(外務省勤務、1999年スペイン語学科卒、同27期生)と内藤慎司さん(新皇冠体育法人本部勤務、2002年スペイン語学科卒、同30期生)にも登壇していただき、司会の松井健吾先生(イベロアメリカ言語学科講師、2001年スペイン語学科卒、同29期生)との対談形式で説明が進められました。現在留学中の松井友香さん(スペイン語専攻4年、同50期生)もオンライで参加してくれました(15時間の時差で、現地は深夜1時半過ぎでした!)。
経験者の先輩から、研修概要、応募の流れ、応募した動機や目的、留学生活の様子、メキシコで得たこと、などの話を聞き、最後に在校生へのアドバイス?メッセージをいただきました。 強調して伝えられたことは、応募にあたっては入念に研修計画書を準備することが大切で、そのためには「メキシコ愛を持って、現地で何をしたいのか、その経験を帰国後にどうつなげたいのか」といったことをできる限り具体的に考え、文章にまとめ上げていけるかが合格の鍵になる、ということです。 なお、本研修計画での留学後に大学院や在外公館派遣員の道に進んだ先輩もいます。中でも古賀さんは大学院に進学後、在メキシコ日本国大使館での専門調査員を経て外交官になり、現在外務省中南米局中米カリブ課で仕事をされています。同日に開催された「外交講座」の講師も務めてくださいました。まさに本学にとって1つのロールモデルです。
今回、在学生と先輩との貴重な交流の場を持つことができました。先輩方の経験を励みに、ぜひ本研修計画に果敢に挑戦してみてください。応援しています!
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