「KUIS(新皇冠体育)ボラセン設立10周年!記念講演会」を開催

新皇冠体育ボランティアセンターは2013年に設立され、今年2023年でちょうど10周年を迎えました。そこで、去る2023/10/21(土)、新皇冠体育の学園祭「第37回浜風祭」の1日目に、記念講演会を7号館クリスタルホールにて開催いたしました。

KUIS(新皇冠体育)ボラセン10周年!記念講演会 概要

【日時】 10/21(土) 14時~16時
【場所】 7号館2階 クリスタルホール
【定員】 120名
【対象】 本学在学生、教職員、卒業生、一般の方など、どなたでも
【当日プログラム】
14:00~15:00 第一部:記念講演
 「外国語は1つじゃない!---世界が広がる多言語学習?
 講師:黒田龍之助 特任教授

15:00~15:10 休憩

15:10~16:00 第二部:トークセッション
 「ボランティア活動の先にあるもの --- KUISボラセン設立10周年に寄せて」
 スピーカー:分部大 氏(2019年IC学科卒業生)

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本講演会の第一部では、最近、「外国語の遊園地」という本を出版され、 ロシア語や英語だけでなく、チェコ語、ウクライナ語などヨーロッパの様々な言語に通じている 黒田龍之助先生に、ロシア語に興味を持ったきっかけや、その後様々な言語を学ぶようになった経緯、そして多言語に触れることの魅力についてお話しいただきました。
第二部では、2013年の設立後間もない時期に在学し、ボラセンやボランティア活動に積極的に関わっていた分部大さんに、当時の思い出、ボランティアや大学での学びが自身に与えた影響、そして今後、 本学のボランティアセンターが地域や本学の後輩たちにとってどのような存在であってほしいか、 などについてお話しいただきました。

講演のプログラムにはこれまでボランティアセンターに何らかの形でかかわってくれた方々からの挨拶やメッセージを掲載し、参加者に配布しました。

第一部の講演には、黒田先生がどのように多言語を学んでいかれたのかを聞いて、自分も先生の話を参考に、参考書やカルチャーセンターなどで言語を積極的に学ぼうと決意を新たにされた方や、違う言語を通すと立体的に見えるというお話が印象に残り、物事を見る時に、一方向だけでなく複数の視点から見るように心がけ、その物事の新たな魅力に多く気付きたいという方もいました。
黒田先生の著書のファンという一般の方も多く来場し、中には先生の著書を沢山持参して講演後先生からサインをもらっている方もいました。
講演後の質疑応答も大変盛り上がり、ウクライナ避難民のサポートをされている方からの質問に対して黒田先生が「ウクライナにはロシア語しか話せない人がいる」「外国人が言葉だけ学んでも受け入れられるとは限らない」と返答されたことにハッと考えさせられたという参加者も多くいました。

第二部のトークセッションには、分部さんを在学中から知る方も多く参加されました。ボランティアセンター10周年ということで、すでに退職された元教職員の方も足を運んでくださり、これまでの10年を懐かしく思い出したという方もいらっしゃいました。
トークセッションでは、分部さんの、「相手の立場を考えられるようになった」という言葉が刺さったという感想や、「社会人になってボランティアをしたことがなかったが、自分にできることで社会とつながる、貢献するという考えが素敵だと思った」という感想が聞かれました。
また、ボランティアに参加することは、社会貢献だけでなく、勉強する→ボランティアに参加する→足りない点を勉強(学習)する→ボランティアに参加する(実践)→という、とても良いサイクルになっていることが分かったという気付きを得た方もいました。
これからのボランティアセンターが学生にとってどんな存在であるべきか、というところでは、学生が一歩踏み出す背中を押す存在であってほしい、というコメントが聞かれ、運営するスタッフ側も改めてボランティアセンターがどうあるべきかを振り返り、役割を再認識することができました。

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