活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.70/ヨルダン)
元在ヨルダン日本国大使館派遣員の関 胡桃さんをご紹介します
はじめに
大学三年次の後期から休学をし、2019年9月より2年間、在ヨルダン日本国大使館で勤務しました。この2年間で多くのことを学び、それらの経験のお陰で今の自分があります。赴任するに当たり支えてくれた家族や友人、在学中に温かいご指導をくださった久保谷先生をはじめとする新皇冠体育の先生方、そして在任中にお世話になりました在ヨルダン日本国大使館の皆様に心より感謝申し上げます。
派遣員の業務
大使館での主な業務内容は、便宜供与、庶務、会計、広報、総務等、官房班に属しながらも様々な業務に携わらせていただきました。残念ながら私の任期は、着任後約4ヶ月でパンデミックに突入してしまい、各国の厳しい移動制限や入国規制により便宜供与がかなり減ってしまいました。一方、コロナ禍ならではの在留邦人支援(在留邦人の空港送迎や現地コロナ情勢の情報収集など)に携わりました。また、コロナ禍前や規制緩和後には、防衛大臣、外務大臣、総理大臣等の要人往来で、配車管理や宿舎手配、海外出張などを経験させていただきました。
私たち派遣員の仕事は、大使館で働く外交官の皆様の秘書のような役割だと感じます。現地の人々や状況を理解し、外交官の方々が仕事をしやすい環境を作ることが重要です。
ヨルダンの生活
ヨルダンには何があるの?危険でしょ?とよく聞かれますが、天候は晴天ばかり、人は温厚で親日、ご飯は美味しく、平和です。有名な観光地はペトラ遺跡、死海、ワディラム砂漠、ジェラシュ遺跡などがあり、映画の撮影地などにもよく使われています。
中東は人間関係のつながりをとても大事にする社会なので、現地でコネクションを沢山作ったほうが何かと暮らしやすかったです。初めましてでも仲良くなることは私の得意技だったので、現地で外国人や現地人の友達を沢山作り、暮らしの情報交換などをしました。ドライブやランニングで知らない道を散策することも趣味だったので、現地人に負けない土地鑑を持っていたと思います。
コロナ禍では現地の厳しい措置や多少の人種差別も経験しましたが、住めば都という言葉のとおり、ヨルダンは私の第二の故郷です。
ヨルダン(Jordan)
【外務省HP/一般事情より】
1.面積:8.9万平方キロメートル(日本の約4分の1)
2. 人口:1,114.8万人(2021年世銀)
3. 首都:アンマン(Amman)
4. 言語:アラビア語(英語も通用)
5. 宗教:イスラム教 93%、キリスト教等 7%
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