第27回グローバル?スタディーズにて吉川元国連大使による特別講義「ロシアのウクライナ侵略に対する国連?国連機関の対応」-2-を開催
2022年7月6日(水)に行われた第27回グローバル?スタディーズにて、吉川元偉元国連大使による特別講義「ロシアのウクライナ侵略に対する国連?国連機関の対応」-2-が開催されました。
前回の講義の内容を振り返りながら、ロシアによる軍事侵攻が始まってから繰り広げられてきた外交の流れや、戦争を防止し収束させる国連機関の役割とその限界について考察し、このウクライナ危機を経て国連が問われている課題について考えました。
吉川大使は、「ウクライナ問題に対し国連は無力か?」という問いを立て、人道支援や予防外交、国際法違反に対する国連機関の対応など、受講生たちとさまざまな視点で議論していきました。
講義の最後には、「全ての問題には両面があり、それを浮き彫りにすることで、どこに真実があるのかが見えてくる。多角的に物事を考える力が大切である。」と述べられました。
吉川元偉 先生
元国際連合日本政府代表部特命全権大使
新皇冠体育グローバル?コミュニケーション研究所 客員教授
1951年、奈良県生まれ。
国際基督教大学教養学部社会学科を卒業後、1974年に外務省に入省。国際連合日本政府代表部特命全権大使?常駐代表、在スペイン日本国大使館特命全権大使、初代アフガニスタン?パキスタン支援担当大使、経済協力開発機構(OECD)日本政府代表部特命全権大使等を歴任。英語、フランス語、スペイン語の3カ国語を話す。
新皇冠体育グローバル?コミュニケーション研究所における「Team∞」グローカル教養ゼミとは
「Team∞」グローカル教養ゼミは、“「∞」の皆さんが、「∞」の領域(内外)にわたり、「∞」に学び続ける” ことを願ってこの講座名とし、主に外務省在外公館派遣員を目指す全学年の学生を対象に開講しています。内容は以前より開講されていた「+α?β」グローバル教養講座を継承するもので、「+α」と「+β」を融合的に学ぶべく集大成したものです。ここで学ぶ目的は以下のとおりです。
1.文理の枠を超えて、グローカル教養として幅広く、出来るだけ多くの分野を統合したものから学ぶ。
2.自分と異なる多様な文化的背景を持つ人々との出会いの場を自らが積極的に設け、様々なことを語り合うことにより、相手の立場に立って物事を見る目を養う。
3.日本語できちんと筋道を立てて話し?書ける能力の基本を養うと共に、自らがグローバルに発信し、世界の人々にも理解してもらえる説明(プレゼンテーション)力を向上させる。
グローバル?コミュニケーション研究所
久保谷 富美男(アカデミックフェロー)
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