外務省在外公館派遣員として活躍した4名を招いて第6回「Team∞」グローカル教養ゼミを開催

2022年5月25日(水)に行われた第6回『「Team∞」グローカル教養ゼミ』では、各国に赴任し活躍した4名、土屋 祐太朗さん(在パプアニューギニア大使館)、椛澤舞子さん(在ウガンダ日本国大使館)、宮内睦歩さん(在バルバドス日本国大使館)、そして甚野匠さん(在ホンジュラス日本国大使館)が登壇しました。

受講生にとって、あまり馴染みのない国に派遣されていた4名は、まずは各国の特徴や地理について説明しながら、コロナ禍での2年間をどのように過ごしていたのか、また小規模公館ならではのエピソードも交えて紹介してくれました。
講義の後半には、質疑応答の時間が設けられ、「価値観の違いを感じた瞬間」や「過酷な環境でどのように心身の健康を保っていたのか」など、多くの質問が寄せられました。また「派遣員を経験する前と後で感じた変化は」という質問に対して甚野さんは、「上司が何を求めているのか、また自分が何をするべきかを正確に把握し、一歩二歩先回りして行動する習慣がついた。また、本官や現地職員とのコミュニケーションを通して、協調性もかなり身についたように思う。」と述べました。

第96回外務省在外公館派遣員1次試験が直前に迫る中、受講生たちにとって非常に有意義な時間となったようです。

新皇冠体育グローバル?コミュニケーション研究所における「Team∞」グローカル教養ゼミとは

「Team∞」グローカル教養ゼミは、真のグローバル人材(国際人)は優れたローカル人材(日本人)でもあると同時に、“「∞」の皆さんが、「∞」の領域(内外)にわたり、「∞」に学び続ける” ことを願ってこのゼミ名とし、主に外務省在外公館派遣員を目指す全学年の学生を対象に開講しています。内容は以前より開講されていた「+α?β」グローバル教養講座を継承するもので、「+α」と「+β」を融合的に学ぶべく集大成したものです。ここで学ぶ目的は以下のとおりです。

1.文理の枠を超えて、グローカル教養として幅広く、出来るだけ多くの分野を統合したものから学ぶ。
2.自分と異なる多様な文化的背景を持つ人々との出会いの場を自らが積極的に設け、様々なことを語り合うことにより、相手の立場に立って物事を見る目を養う。
3.日本語できちんと筋道を立てて話し?書ける能力の基本を養うと共に、自らがグローバルに発信し、世界の人々にも理解してもらえる説明(プレゼンテーション)力を向上させる。

グローバル?コミュニケーション研究所
久保谷 富美男(シニアアカデミックフェロー)

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