活躍するKUIS在外公館派遣員たち(Vol.13/タイ)

“活躍するKUIS在外公館派遣員たち”というテーマで、赴任中または帰国後の様子を紹介するシリーズ第13弾。

在タイ日本国大使館派遣員の霜鳥直樹さんをご紹介します

霜鳥直樹さん(英米語学科2018年卒)

ゴールヘの新たなスタート

タイに赴任して約1年がたちます。赴任以前には東南アジアへ訪れたことはなく、現地の言葉も話せない等様々な不安がありました。着任当初は年中暑いタイの気候と街中の独特なにおいに苦しんだことを今でも覚えています。季節は主に乾期と雨期があります。乾期の時期はPM2.5がひどく、大使館からも邦人向けに注意喚起を出し、当地の学校に至っては閉鎖しているほどでした。一方、雨期にはスコールが続き、膝下くらいまで水が到達する環境で過ごしています。また、街中に屋台が並んでいるのを見たときは、思い描いていたとおりの東南アジアという感じがしました。最初は屋台での食事を敬遠していましたが、今ではほぼ毎日屋台で食事するようにまでなりました。タイには日本との共通点がたくさんあり、親日的なお国柄のため、日本人にはとても住みやすい国だと思います。幸運にも、一緒に働かせて頂いている方々にも恵まれていて、外交の最前線で活躍されている皆様を少しでも支えられるよう残りの任期も精進して参ります。派遣員になる前には、目標が「派遣員になる」ってところで思考停止し、その先のことなど考えていませんでした。しかし、今は違います。次なる目標を見据えて、励んでいます。「目標を達成してもそこはゴールではなく新たなスタート地点である」。新しい目標を、明日を生きる活力に変え、一日一日を大切に過ごすことを心がけています。夢を実現させる上で大切なことを派遣員になり気づかせてもらいました。これからも日々の努力の積み重ねで、一つ一つの目標を着実に達成し、必ず夢を叶えてきます。

タイ王国(Kingdom of Thailand)

【外務省HP/一般事情より】
1. 面積:51万4,000平方キロメートル(日本の約1.4倍)
2. 人口:6,572万人(2015年)(タイ国勢調査)
3. 首都:バンコク
4. 民族:大多数がタイ族。その他華人、マレー族等
5. 言語:タイ語
6. 宗教:仏教94%、イスラム教5%