新皇冠体育で学生自らがキャリアについて考える、大学2年生対象「Sophomore Winter Camp」が実施されました

新皇冠体育で現2年生を対象とした、キャリアについて考えるイベントSophomore Winter Camp が実施されました。これは大学生活の中間点であるこの時期に、これまでの2年間の大学生活や学習を総括。学生生活へのモチベーション向上を図るとともに、将来のキャリアデザインなど、大学生活後半戦の目標を再設定することを目的としています。例年、1泊2日で国際研修センター「ブリティッシュヒルズ」にて実施されており、今年も同Campに286名の学生が参加しました。今回は初の試みとして大学を会場として2月22日(金)、25日(月)、26日(火)の3日間にも開催されました。学生はいずれか1日に参加をします。

全体セッション

 大学を会場としたプログラムでは、始めに宮内学長が『自分の頭で考え、多様性と戯れよう』と題し、ゴーギャンの代表的な絵画や「Society5.0」に触れながら、これからどういう社会で生き抜いていくことになるかを問いかけ、「大学4年間は少し立ち止まって、100年の人生を考える時間。今日一日を通して、この長い人生をどうすれば心豊かに生きることができるか考えてほしい。これからは、モノからコト、コトからココロの時代に入る。感性?直感?心、そして自分で物事を考えることが面白おかしく生きることに繋がるはずである。」とメッセージを送りました。
 続けてキャリア教育センターより、卒業生の就職状況の説明とともに、将来のキャリアを見据えた就職活動に関するアドバイスが伝えられました。

 全体セッションを終えてからは、2班に分かれて各セッションの講義を受けました。

▲学長全体セッションの様子

▲キャリアについての全体セッション

個別セッション

学長個別セッション~イノベーションが世界を救う~

 THE SDGs Action Cardgame『 X(クロス)』(金沢工業大学と株式会社リバースプロジェクトが共同開発したカードゲーム)を使って、他の人の意見を大切にしながら、SDGs*の達成に向けたアイディアを考えるセッションを行いました。セッションは、学長室職員のファシリテーションの下、学生が2人一組となって、手持ちの「リソースカード」を組み合わせ(イノベーション)、「トレードオフ(何かを得るために何かが犠牲になる)カード」に提示された課題に対する解決方法を考えました。各チームが解決策を宮内学長に発表し、それぞれのセッションで一番ユニークなアイディアが選ばれました。
    ※1「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」…国連で提案され197の加盟国が合意した、地球上の誰一人として取り残さずに(Leave no one Behind)持続可能な開発(Sustainable Development)を実現するための17のゴール群。

LIFE DESIGN WORKSHOP~卒業後のライフプランと学生生活~

 卒業後のライフプランをイメージし、そのライフプランから現在の学生生活をどのように過ごせば良いかという内容で、キャリアセンター職員が講義を行いました。最初に奨学金の返済や、卒業後に自立して生活していくためのお金について学び、その後、ライフ?シミュレーションソフトを使い、各自でライフプランの予測を立てました。シミュレーションとはいえ、その結果に驚く学生も多く、「物語」と「数字」をしっかり意識してライフプランを立てることの大切さを学びました。こうして卒業後のライフプランをイメージした上で、多様な職歴を持つ本学職員も加わり助言をしながら、残りの学生生活と進路選択について考えるという内容で進められました。

MEET YOUR CAREER

 キャリア教育センター職員による大学生活の振り返りが行われました。この講座では就職が決まった4年生が、キャリアについて不安を抱えている2年生に対して相談に乗ったり、就活体験について語りました。

▲学長個別セッションの様子

▲LIFE DESIGN WORKSHOPの様子

 その他、外部講師を招いてのコミュニケーション講座や、就活に役立つ自己診断などの講座もあり、最後は学長、4年生、職員を含めた懇親会で一日にわたる研修が幕を閉じました。
 今回の大学でのSophomore Winter Campに参加した国際コミュニケーション学科2年A.Kさんの「就活に対するモチベーションが高まる内容で、出来るなら1年生の終わりに受講したかった。就活に対して取り組むべきことを習慣化していきたい」というコメントや、英米語学科2年田嶋珠季さんの「今まであまりキャリアのことを考えたことがなかったが、キャリアのことを考える良いきっかけとなった」というコメントなど、前向きで意欲的なコメントが多く寄せられました。

▲懇親会の様子