施設案内 – MULC(Multilingual Communication Center)
現地に旅し留学する感覚を味わいながら、言語と文化を学ぶユニークな空間、それがMULC(マルク)です。
7つの言語エリア
各エリアの環境設計は「五感で味わえる本物」をテーマにリアリティを徹底して追及。多くの博物館や歴史資料館の空間構成、展示品製作を手がけてきた丹青社が、新皇冠体育と共に総力をあげてプロデュースしました。数ヶ月に及ぶ綿密な調査をし、現地の建築素材を最大限に使い、現地の職人の手で作りあげられたもの。異文化に対する敬意を形にしたスペースです。
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中国語エリア
中国東部、山水の美しさで有名な、蘇州にある世界遺産となっている名園「拙政園」(せっせいえん)や「留園」(りゅうえん)を参考に、中国庭園を彩る建造物や鑑賞、瞑想用に配された複雑な形をした奇石?太湖石(たいこせき)などを再現しています。
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韓国語エリア
韓国の伝統家屋「ハンオク」を再現しています。漆喰で固めた瓦屋根と塀を設けた平屋建てで、家屋の中央に「マダン」と呼ばれる小さな庭空間を持っているのが特徴です。床下には伝統的な床暖房「オンドル」用の薪、家の前にはキムチなどの漬物に使う大瓶が並んでいます。
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インドネシア語エリア
豊かな自然と信仰に包まれたバリの伝統的家屋をモチーフとし、人と自然が調和した庶民の生活環境を再現しています。入口にいくつかの悪霊除けの工夫が見られるのが特徴で、開口部の小さい門に、「アリン?アリン」と呼ばれる魔除の壁を建て、曲がった道が苦手な悪霊を入りにくくしています。また門の正面のガネーシャは悪霊を見張っています。
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ベトナム語エリア
ベトナム中部にある世界遺産「ホイアン」の街並みを参考に、旧家の店舗となる前家部を再現しています。間口は狭く、実際は奥に長く、前家から子棟、橋棟を渡した中庭、居住空間の後ろ家に裏庭と、うなぎの寝床のように続いています。屋根は薄手の瓦を陰陽の形に交互に敷き詰め、大量の漆喰でかまぼこ状に固め、台風にも飛ばされない重さ、構造となっています。
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タイ語エリア
タイの首都バンコクの青空に映え、一つとして同じもののない煌びやかな黄金の伝統建築。そうした建造物の中から、タイ古来より伝わる休憩所「サーラー」を構築。タイ独特の、朱の柱に豪華な細工が施された金色の屋根が太陽の日射しに照り映える様を再現しています。
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スペイン語エリア
アンダルシア地方の民家に見られる「パティオ(中庭)」をモチーフとしたエリアです。石畳の床に井戸を設け、壁面は季節の草花や工芸品などで飾り、アンダルシア地方の生活に根付く、美しい憩いの場を再現しています。
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ブラジル?ポルトガル語エリア
ポルトガルのコロニアル建築をほうふつさせる美しい白壁のアーケードには、アズレージョと呼ばれる青い装飾タイルがお似合いです。鳥の模型やコーヒーの麻袋、民族楽器などの装飾品は、ヨーロッパやアフリカの文化が熱帯の自然と融合して生まれたブラジル社会の魅力を存分に伝えています。
MULCパノラマビュー
ご利用案内/お問い合わせ先
MULC(Multilingual Communication Center)
開館時間:月~金 9:00~19:00
※開館時間は、大学のスケジュール等により変更になる場合があります。
詳しくは「MULC WEB」をご確認ください。
新皇冠体育7号館2階