「ニューバランスのスポーツウエア事業拡大のための企画提案」というミッションのもと、これまで調査や分析を繰り返してきた国際ビジネスキャリア科1年生。お世話になったニューバランスジャパン商品企画担当の松永隆さんをお招きし、これまでの学びの成果をプレゼンテーションしました。

企画提案をするうえで、競合ブランドのSNSから「消費者を惹きつけるPR方法」を分析したチームも。企業が売り上げを伸ばした事例を取りあげ、効果的なプロモーションを提案しました。普段からSNSを頻繁に利用する学生たち。「いいね」をした商品が抽選で当たるキャンペーンや、スタッフによるコーディネート総選挙など、若者らしいキャッチ―な企画を紹介しました。

SNSのハッシュタグから若者の流行を探り、くすみカラーや制服という切り口で企画を練ったチームも。学生自身の体験から着想を得て、卒業式を控えた高校生をターゲットに「エモい動画広告」を提案しました。また、「昨今の高校生が何に対してどれくらいの金額を使うのか」を調査し、ターゲット層にあった価格設定にもこだわりました。

ターゲットの選定、商品の販売方法、SNSでの広報戦略など、何度もプランを練り直してきた学生たち。お世話になったニューバランスジャパンの松永さんからは各チームに熱い講評が。内容のブラッシュアップだけでなく、効果的なプレゼンテーションの流れについてもアドバイスをいただきました。企画のプロフェショナルから自らのビジネスプランにアドバイスをいただける貴重な機会。松永さんの言葉一つひとつを逃さないように、懸命にメモをとる学生たちの姿がありました。

各チームが今までの学びを全て詰め込んだ15分間。今回彼らは「世界的スポーツブランドへの企画提案」という一生ものの経験を得ました。「大変だったけれど、商品企画の楽しさと奥深さを知ることができました」と満面の笑みで語ってくれた学生たち。新たな取り組みである課題解決型授業は、彼らにさまざまな学びと気づきを与えたことに違いありません。