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国際ビジネスキャリア科 ビジネス研究発表会

2019.01.24

2018年12月6日(木)、国際ビジネスキャリア科2年生によるビジネス研究発表会が開催されました。

 

国際ビジネスキャリア科は、専門学校では珍しい「ゼミ」活動を行う学科です。2年次から始まる「ビジネス研究演習(ゼミ)」の授業で、5名前後のチームを組み、研究テーマを決め、仮説を立て、学んだリサーチ方法を駆使してフィールドワークを行います。そして得られたデータをもとに分析し、結論を出し、それを論文にまとめます。

 

この日は事前の予選を突破した、8チームが本選のステージで研究成果の発表を行いました。

まさに2年間の学びの集大成となる日です。

出場チーム研究題目

?チョウ簡単英語マニュアル 従業員満足度向上を図る
?新しい教育のカタチ
?清澄白河への若者誘致
?動物園の動物にハマるファン心理 個体ファンを生み出す6つの要因
?秋葉原をより魅力的に! オタクに特化したパンフレットの提案
?新しい高専連携教育の実践 越境ワークショップ
?上越市民が内面に秘めている想い 高田の人々が内包する6つ要素
?Amazing experience of foreign customers with Fujisoba

開会の挨拶としてゼミ指導を担当していた立花久稔先生から「今日の発表は知識と実践の集大成です」と言葉が送られたように、どのチームの発表もアカデミックな研究手法と実際のフィールドワークを活用し、さらには研究にご協力いただいた企業様や自治体へのビジネス提案をするなど、神田外語学院で学んだものを集大成した充実の内容でした。

 

今年度は、東京を飛び出し、新潟県上越市を舞台に地域創生のブランディングに取り組んだチーム、新潟の高校生を東京に招き、2泊3日の教育ワークショップを企画し、新しい教育の形を提言したチーム、大手外食店と連携し、訪日外国人向けの新皇冠体育表記に取り組んだチームなど、今までにない新しいテーマで取り組みました。

 

新潟で研究活動を行ったチームは、地元新聞社の取材を受け、ゼミでの取り組みが新聞にも掲載されました。また、お世話になった上越市高田地区の住民の方々や市役所の方々からも「今年で終わるのは寂しい」、「来年も是非継続してこの街への提言を続けてください」との嬉しいお言葉を頂きました。

 

さらにご協力いただいた企業の方々を発表会にお招きし、発表後の各チームへコメントをいただいたところ、「着眼点がとても素晴らしい。大変よく調べていますね」、「来年以降もぜひビジネスパートナーとなってほしい」と、各ビジネスをされている方々から次々と賛辞が贈られました。

また、大学や大学院の教育にも関わる企業経営者や教員からも「心から伝えたいという想いが感じられる発表だった」、「分析力や多角的な見方といった社会人に絶対必要な能力のレベルがとても高いことが分かる内容」といったコメントが寄せられ、まさに大学レベルの教育を実践する国際ビジネスキャリア科の実力を証明する発表会となりました。

 

この他にも、わが子の成長を一目見ようと保護者の方々も観覧に訪れました。また、発表会の最後に、新潟県上越チームが特にお世話になった新潟県関根学園高等学校の金田先生からのビデオレターが放映され、「フィールドワークや協働作業によって、日に日にみんなの目が輝いていっていました」と語られると、感極まって涙を流す学生も。

 

さらに各チームの発表の合間には、惜しくも本選に出られなかったチームがポスター発表の形で自分たちの研究成果を報告しました。

今回の研究を通して、学生たちは学ぶことの楽しさを知ったのはもちろん、チームでプロジェクトを進めていく難しさに気付き、忙しい中で時間をみつけて課題をこなしていく力を身につけることができました。そして何より、真剣に向きあえば得られるものはたくさんある、ということを実体験として感じることができました。これらは必ずや学生たちにとって、卒業後も宝物となるでしょう。

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