先日、ANA成田エアポートサービス様のご協力のもと、成田空港において空港見学会が実施されました。
この見学会には神田外語学院国際エアライン科キャビンアテンダントコース、グランドスタッフコース双方の学生が参加。「HNL」や「SIN」など世界各地の空港3レターコードが付けられた6つのグループに分かれ、まずはアイスブレイクとして社員の方とグループ対抗のクイズゲームを行いました。
その後、社員の方から普段の業務内容や成田空港に関する説明を受け、学生たちは真剣な表情でメモを取っていました。
続いて、シミュレーショントレーニングルームにて、チェックイン業務を体験しました。学生たちはお客様役とグランドスタッフ役に分かれ、チェックインカウンターのモックアップで「窓側、通路側どちらがよろしいですか」「手荷物の中に壊れやすいものや貴重品、危険物に該当するものはありませんか」などとロールプレイ。社員の方から説明を受け、端末の操作を確認しながら行っていました。
初めての体験にてこずる場面も見られましたが、社員の方からは「このチェックイン業務は、お客様一名あたり最短約80秒で行っています」とのお話が。学生たちからは驚きの声があがっていました。
お昼休憩の時間には、ANA成田エアポートサービスで働いている神田外語学院の卒業生が駆けつけてくださり、学生たちとランチを共にしました。
午後は、実際に多くの利用客が行き交う第一ターミナルへ。成田空港では、乗り継ぎ利便性の向上のために全体の出発便の約45%が14時から18時の間に集中しており、この時間帯を「バンク」と呼ぶそうです。「こうしたバンクの時間帯などを実感してもらうことも、空港見学会の意義の一つだと思います」と社員の方は語ります。
ゲート業務では、搭乗案内前の準備から出発便のドアが閉まるまで、一連の流れを確認し、社員の方からは、「必要のない時にゲート前のスタンションポールの仕切りが開いていると、お客様が誤ってゲートに入って事故につながってしまうことがあります。通った後は必ず閉めてください」など、安全を第一に業務を行う重要性も学びました。定時出発を守ることはもちろんですが、グランドスタッフは保安要員でもあることを常に意識しなければなりません。
最後に訪れたのはJOC(ジョイントオペレーションズセンター)。空港各部門間の情報を集中管理し、現場へ指示を出している運航の司令塔です。バンク時間帯を迎えたJOCは、続けざまに電話が鳴り、様々な指示が飛び交う慌ただしい空気。その現場を目の当たりにした学生たちは、日本の玄関口を支える仕事の緊張感を肌で知ったようでした。
見学会を終え、学生からは「限られた時間の中で急いで動かなければならないことを知りました。その大変さを見せずに余裕すら感じさせる立ち居振る舞いで業務を行っていることに驚きました」といった感想が聞かれました。利用者視点では見えない空港業務の大変さを実感できたようです。
今回の見学会を担当してくださったグランドスタッフの一人、宮崎まりえさんは国際エアライン科2016年の卒業生。宮崎さんは、「実際の現場で業務に直に触れられたのはとても良い機会です。就職活動に生かしていただければ」と話していました。
本网站使用机械自动翻译服务。请注意,翻译后的内容可能与日文原网页有所不同。