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京王プラザホテル様による業界研究セミナーを開催しました

2017.02.15

2017年1月31日(火)、株式会社京王プラザホテル人事部の柳澤仁様と同ホテルでウェディングコーディネーターとして勤務する本学卒業生の佐藤優希さんをお招きし、ホテル業界に関する業界研究セミナーを開催いたしました。

 

柳澤様には業界を取り巻く環境やホテルビジネス全般について詳しくご解説いただき、更には京王プラザホテルの魅力についてもご紹介いただきました。

「日本のホテルは1964年には239棟だったものが、2015年には9,967棟に成長しました。その中で京王プラザホテルは1971年6月5日に47階建、当時は世界一高い超高層ホテルとして誕生。設備も客室1,438室、レストラン15カ所、バーラウンジ7カ所、宴会場38カ所、結婚式場も3カ所備えた総合ホテル。スペイン語で“広場”を表すプラザの名の通り、色々な国から様々なお客様がお泊りにいらっしゃいます。当ホテルのお客様の8割は外国人です。国籍や収入、宗教、老若男女などを問わず、様々なお客様が集える“広場”のようなホテルでありたいと思っています。

ホテルの業務には、『サービス』『セールス』『マーケティング』『管理』などの部門があります。当ホテルではルーキーローテーションという制度があり、入社後1年半で「宿泊部」でフロントやベル、「料飲部」でレストラン、「宴会部」で結婚式やパーティーと、それぞれの部門で接客を学びます。この主要3事業はホテルの売り上げの9割を占めますので、とても重要です」

本学国際ホテル科を2013年3月に卒業生した佐藤さんは、同ホテルのウェディングコーディネーターとして、同ホテルで行われる年間350に上る結婚式の段取りを整えています。その仕事も、テーブルプランやお料理、招待状の準備、ウェディングドレス選びと、多岐にわたります。学生から「なぜ京王プラザで働くことを決めたのか?」との質問には「直感で選びました。エントリーシートを書く際のネタ探しにホテルに行ったのですが、ロビーに入った瞬間、ビビッときました。ベルスタッフが直ぐに笑顔で迎え入れてくれ、ここは温かなホテルなのだと感じました」と、第一印象で決めたことをお話くださいました。

在学中は「全てにおいて全力投球。国際ホテル科の水島先生やキャリア教育センターの阿部先生には大変お世話になりました。特にマレーシアでのホテル研修は印象的でした」と楽しそうに振り返られました。最後に在学生に向けて「これから就職活動が本格化しますが、色々な企業を自分の足で見ることが大切です。大変だと思いますが、頑張ってください」と激励してくださいました。
終了後も熱心な在学生から切れることなく質問が続き、その一つひとつに柳澤様が丁寧にお答えくださいました。
Q.「どんな人に入社してほしいか?」
A.「当社の社風は『進取の気風』。古い伝統やしきたりに捉われることなく、それぞれの時代の中で業界に先駆けて斬新なチャレンジをし、自ら変化を遂げてきました。私たちの仲間になっていただく方には、新しいことに挑戦していくエネルギーを持っていてほしいです」
Q.「オリンピックに向けての対応は?」
A.「オリンピックが開催されるからといって特別なことはありません。今まで通り、世界中からお越しいただくお客様にご満足いただくサービスを提供するだけ。それが一番大切だと思っています。しかし、外国人のお客様が多いので英語は重要です。そのため社員には英語研修の機会も提供しています。」
Q.「英語が通じないお客様への対応方法は?」
A.「私も英語以外は基本的にはできませんので、筆談、ジェスチャーなど、あらゆるコミュニケーション方法を駆使し、できる限りのサービスをご提供するように努めています」
Q.「お仕事をされていて嬉しかったことは?」
A.「『前に来たときに、あなたに案内していただいた。あなたの印象が良かったので覚えていた』とおっしゃっていただいた時や、『ちょっとイライラしていたのだが、キミのサービスで心が和んだよ』とおっしゃっていただいた時など、本当に嬉しかったですね」
Q.「逆に辛かったことは?」
A.「お客様のご要望にお応えできなかった時ですね。例えば、お部屋の変更をご希望されたのですが、その日は空きがなく対応することができませんでした。サービスの限界を感じたときには歯がゆさを感じます。ただ、その中で、自分たちにできる最大限の事を提案し、お客様のご満足に少しでも近づける姿勢が大事だと思います」
参加した学生からは、「初めてこのようにセミナーに参加しました。実際に働いていらっしゃる方からお話をお聞きすることができ、これから本格化する就職活動に対してとても刺激になりました」「航空関係を希望しているのですが、ホテルの仕事もとても魅力的に感じました」「京王プラザホテルの素晴らしさを改めて知りました。私もここで働きたいと思いました」と様々な感想が寄せられました。

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