12月4日(土) 児童英語教育科2年生がクリスマスパーティーを行いました。この活動は、毎年、児童英語教育科2年生が卒業発表として行っているもので、イベントの企画、運営をすべて学生の力で行います。
安全面を第一に考え、今年度もオンラインでの開催となりました。今年完成した神田外語学院の誇る撮影スタジオ「COWORKING STUDIO」からのオンエアーとなります。3つのカメラを駆使し、切り替えを行いながら配信する様子は、テレビ局さながら。室内に緊張感がただよっています。最新のカメラ、マイクなどを使ってZoom配信できることに、学生たちの気持ちも高まります。
今年は「Fun! Fun! Christmas! Let’s Unite Our Hearts??」というテーマで、世界のクリスマスを紹介しながら、会場とご家庭の心をつなぐことを目標として行いました。Ho,Ho,Ho! 元気な学生の声とともに、いよいよクリスマスパーティーの開始です。
最初は人形劇の動画。この動画は、『How the Grinch Stole Christmas』というDr.Seuss のお話をモチーフに、脚本作りから、撮影、動画編集まですべて学生の力で行いました。ここでは、2年生の授業Storytellingで学んでいることが、最大限に活かされています。グリーンバックで撮影して、背景は編集で加えるという技術も使い、子どもたちに楽しんでもらえる動画を作りました。
人形劇の後はスタジオからの生配信で、クラフト作りを行います。人形劇で主人公がもらったものと同じスノードームを作ります。手元カメラに切り替えたり、いかに分かりやすく説明するかなど、何度も練習を重ねてきました。保護者の方にお手伝いいただきながら、子どもたちは自分のスノードームを無事完成させてくれたようです。子どもたちの嬉しそうな顔が、画面いっぱいに広がります。
次はクリスマスクイズのコーナーです。人形劇で出てきた「世界のクリスマス」からの出題もあり、難しい問題は保護者の方に手伝っていただきながら、事前にご家庭に送付してあるナンバーカードを使って答えてくれました。正解が出るたびにクリスマスツリーのオーナメントが飾られていき、最後には美しいツリーができあがりました。クイズの進行は、苦労した点の一つです。進行する際に不要な間を作らないように、効果音を入れたり、動作を英語で口に出したり、歌を歌ったり、登場している5人とバックにいるクラス全員が一緒になって盛り上げながら、自然な雰囲気を作って進められるよう力を合わせました。
クイズの後は、神田外語キッズクラブの先生方からのメッセージビデオが流れます。子どもたちは、自分のクラスの先生が出ると大喜びで、画面に見入ってくれていました。
あっという間に時間がすぎ、いよいよ最後のアクティビティである歌とダンスの時間です。本番は予定よりも早く進んでしまい、時間に余裕があったため、振り付けをゆっくり丁寧に行うなど、その場で適宜、活動内容を追加しました。実習で培った臨機応変な対応力が活かされた格好です。
最後は、2年生全員が登場し“Merry Christmas!” 画面いっぱいの笑顔とともにパーティーは終了しました。
パーティー終了後の反省会では、もっと子どもたちの様子を見ながらゆっくり進めるべきだった、など様々な角度から反省の声が聞かれました。また、通信トラブルで、一部音声が聞こえにくくなるというトラブルもあり、今後の課題として来年度への申し送り事項としました。
今回クリスマスパーティーを行った2年生は、入学時からコロナ禍の影響を受け続けてきた学年です。オンライン授業と分散登校を余儀なくされ、全員が登校して同じ教室で授業を受けることができたのは、入学後、1年半以上経った先月11月でした。そのような状況の中、学校としてもオンラインでも学びやすい授業、できる限りの実習の機会を提供できるよう努め、学校と学生が試行錯誤と努力を積み重ねてきた2年間でした。そのような意味で、今年のクリスマスパーティーは、例年以上に意味のあるものになったと思います。「クリスマスパーティーが行えて本当によかったです!」と語る学生の輝いた表情がとても大人になったことを感じました。このクリスマスパーティーの経験、そしてコロナ禍を乗り越えて、大きく成長を遂げた学生たちのこれからの益々の成長を心から祈っています。
パーティーに参加してくださった神田外語キッズクラブ会員のみなさま、本当にありがとうございました。Merry Christmas and a Happy New Year!
児童英語教育科 コーディネーター 関美紀子
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