まさか埼玉大学に合格すると思っていなかったので、本当に驚きました。筆記も手ごたえがなかったし、面接も厳しいと感じていたので半ば諦めていたのが本音です。
埼玉大学の合否発表日の当日、14時に結果は発表されていたのですが、期待していなかったのでその時間に結果も見ていませんでした。でも同じクラスに埼玉大学を受けていた人が何人かいたので、クラスの後ろの方でザワザワしている雰囲気は感じていました(苦笑)。結局授業が終わった17時頃に勇気を出して結果を見てみたら「合格」の表示があり、しばらくの間は信じられない気持ちでいっぱいだったことを憶えています。
もう1校合格をしていた大学もあったので悩みましたが、埼玉大学は1年生の時から憧れていた大学でしたので、素直に編入学する気持ちを固めました。今は嬉しい気持ちでいっぱいです。
中学校の時に目指していた公立高校があったのですがそこに落ちてしまい、併願で受けていた高校の進学コースに進学しました。良い成績をとっていれば特進クラスに進学できると聞いていたので、1年生の時から勉強は頑張っていました。勉強だけでなく学生生活も充実させたいと思っていたので、吹奏楽部に入り野球部の試合の応援へ駆けつけたりしたのは良い想い出です。
努力のかいあり、2年生になった時に特進コースに入ることができました。特進コースに入るまで実は英語が嫌いで、本当は一生英語を使わずに生きていきたいと思っていたくらいだったんです。でもそこで出会った先生の英語の教え方がとっても論理的でわかりやすく、一気に英語が好きになりました。受験する大学の学部も外国語系の学部に興味を持ち始めるようになったのは、それがきっかけでした。
ただ、ますます勉強は忙しくなり放課後にも補習が入るようになったので、部活に関わる時間などは減っていきました。大学受験の模試を受け始めるようになり、思うように結果が出ない状況にやきもきした気持ちにもなりました。学校で長野県に勉強合宿に行ったのですが、クラスの友達と励ましあって乗り越えたことを憶えています。正直その時点では、自分が高校卒業後に専門学校に進学するとは夢にも思っていませんでした。
3年生になって一層大学受験モードが高まる中、模試の準備と定期試験への対策が重なり、本当に辛かった記憶があります。世界史に苦しみ続けていました。年末年始もなく、1月1日の元旦も予備校に模試を受けにいったことを憶えています。
自分でも勉強に関しては努力したと思いますし、合格に向けての準備もしてきたと思いますが、結果は残念ながら全落ちでした。本当は早い段階で1校合格していたのですが自分が行きたいと思っていた大学ではなかったことと、入金締切のタイミングが悪かったこともあり、行かないという判断をしました。
実はその年は大規模大学の定員厳格化が進んだ年で、非常に入試が厳しくなった年でした。受かると思っていた大学も全て落ちてしまって、状況を呑み込めていなかった自分は「私はこんなに頭が悪かったのか」とショックを受けていました。後期で受けた大学にも受験生が殺到しどこにも合格ができず、3月の初旬に途方に暮れていました。
大学受験の結果が出た後に親ともさんざん進路について話し合ったのですが、「浪人をさせることはできない、どうするの」という話になり、「いやどうもこうも」みたいな話になっていました(苦笑)。そんな時にインターネットを見ていたら「編入学」というシステムが紹介されていました。浪人をせずに大学を目指すことができることを知り、急いで情報を集め、数校を比較した上で神田外語学院を受験することに決めました。「歴史があり、編入学の実績が豊富で、姉妹校に新皇冠体育があったので何となく安心かな」と思ったことが出願の決め手になったと思います。時間もなかったので、半分直感的でしたけど。
高校に進路を報告しに行った時に、特進コースだったこともあり、当然ですが先生方にあまりポジティブな反応はありませんでした。自分自身も神田外語学院に合格した時は「ようやく行くところが決まった」とほっと安心したのですが、どこかで「専門学校はそんなに勉強しないだろうな」という偏見や「あれだけ勉強したのに専門学校か???」という気持ちもあって「行きたくないな」って正直思っていました。
入ってみたらクラスの友達はみんな「大学受験をしていたけどうまくいかなかった人たち」だったのでほっとした記憶があります。入学時にクラス分けテストがあるのですが、受験も経験してきましたし上から3番目のクラスまでには入りたいなと思っていました。しかし結果は上から4番目。「まだ上には猛者がいるのか???」と少し落ち込みました。
そんなこともあり1学期は学校に行くのが少し憂鬱でした。授業を受け課題はこなしたものの、そこまで熱意も持っているという訳でもなかく、授業が終わればすぐに家に帰っていました。大学受験をしていたので、英単語や文法に関しては比較的問題なくついていけましたが、会話の経験が少なかったため、EIC(外国人教員から英語で英語を習う日本語禁止の授業)についていくのが大変でした。段々と楽しくなってきたのは2学期になってからですね。
自分にとって大きな転機のきっかけになったのはTOEIC?のスコアです。最初に受けた時のスコアが460点だったのですが、夏にTEX加藤先生(TOEIC?担当教員)からものすごい量の課題を出されてこなした結果、1年生の夏休み明けに725点までスコアが伸びたんです。その経験があったことで「頑張れば伸びるんだ、楽しい!」と思えるようになり、友達と夜8時まで学校で課題を一緒にやったり、土曜日も学校に来て自習するなど、勉強に前のめりになっていきました。
英語専攻科は1年次の3学期(1月~3月)から専攻が分かれます。専攻を夏休み前に決めるのですが、編入専攻に進むことは決めていたものの、その時点ではまだTOEIC?の点数が低く、国公立ではなく私大が現実的かなとぼんやりと思っていました。しかし11月になってTOEIC?のスコアが800点になったことで、TOEIC?カウンセリングを担当してくださっていた横山先生から「このままの伸びでいけば、難関国公立大も目指せるよ」とアドバイスをいただいたのです。
すっかりその気になった私はそのまま大学編入センター(編入サポート窓口)に向かい、お世話になっていた辻岡先生に「埼玉大学や東京外国語大学を目指したいです」と話してみました。そうしたら辻岡先生(大学編入センター教員)から「じゃあ合格しよう!」と力強いお言葉をいただき、そこから本気で国公立を目指す覚悟が決まりました。
TOEIC?の模試を受けただけで終わらせず、その復習を何倍もの時間をかけて徹底的にやる、ということに取り組み続けていました。1問1問に対して、一つずつ丁寧に誠実に分かるまで読み直し?聴き直し精度を上げていったことが大きかったかなと思います。後は通学時間を単語の勉強時間やリスニングの時間に充てたりしていました。
一般的にTOEIC?はリスニングの方が点数が高くなる傾向にあり、リーディングの方が点数が低く出やすいのですが、800点をとった時に両方とも400点ずつとれたことで、リーディングに自信をもてました。
またTOEIC?だけでなく、1年生の3学期から編入学対策の英語授業を受けていたことも、編入学試験の英語を乗り越えられた勝因の一つかも知れません。編入学試験の英語はTOEIC?のような問題ばかりではなく、少し堅めの学術的?アカデミックな内容も出題されますので、多面的に英語力を伸ばせたことが良い影響を生んだと思っています。
1学期は志望する大学への「志望理由書」の準備をしなくてはいけなかったので、編入センターで辻岡先生がいらっしゃる火曜?水曜?金曜の面談をすべて予約し、志望理由書を見せてはダメ出しをもらい、見せてはダメ出しをもらい、ということを繰り返しました。同時に編入学する学部に関する専門知識の習得も必要になるので、学部に関連する本を読む時間を増やしていきました。
志望校の選択はそこまで悩みませんでした。最初から埼玉大学と東京外国語大学は受けるつもりだったので、私大の目途を立てておこうと思ったのですが、辻岡先生と相談する中で「1学期の時点ではまだ具体的に私大は決めなくて良いけど、合格したら行きたいと思える大学のアテはつけておいた方が良い」と言われ、そのラインだけは自分の心の中で決めていた感じです。
編入学試験の場合大学で選ぶという面もあるのですが、専門科目(経済や法など)の対策がカギになるので、自分の受けたい学部や学科を決めておくことも大事になります。私は2年前の大学受験の時に語学系や国際系の学部に興味をもって受験していたので、同じ路線で検討していましたが、言語学より国際系の学問の方が自分の興味が強そうだと感じ、国際系で志望学部?志望大学を決めていったイメージです。この時点ではTOEIC?の勉強時間はかなり減っていて、専門科目の対策に移っていました。
2学期を迎える前の夏休みに追い込みを、と考えていたのですが、辻岡先生から「夏に色々やろうと思うとうまくいかない。暑いのにあれもこれもとやっていて体調を崩す人がいるが元も子もない。編入は秋が本番なので夏休みはやることを絞って集中的に勉強するように」とアドバイスをいただいて方針を変更しました。私は英語試験の対策をしなさいと言われていたので、英語試験の対策と専門科目に関する読書中心に絞りました。
2学期に入りいくつかあった私大の候補から、自分のやりたいことができそうな大学を選び志望校に決めました。受験校を埼玉大学、東京外国語大学、私大の3校に絞ったものの、それぞれの大学の対策は異なり、それに対応するのが大変でした。同系統の学部といっても埼玉大学と東京外国語大学の英語試験の性質は異なっていたのです。志望校を増やせば増やすほど負荷が高まると感じたので、私は結局3校に絞りました。
正直3校に絞ることでリスクも感じていたのですが、それでも良いと思いました。高校時代は「受けられる大学」を受けていたのですが、専門科目などの対策?準備を重ねるにつれて「自分が行きたい大学?学びたい学問じゃないと受けても意味がないな」と考えるようになっていたからです。現役の時のリベンジとかも考えないようになっていました。
大学ごとに必要な書類も違うので、準備をするのが結構大変でした。WEBで出願する大学もありましたし、紙の願書で出願する大学もありました。東京外国語大学は11月に二次試験だったのですが、8月の末には願書の提出(1次試験)が必要で特に大変だった記憶があります。
受験スケジュールは奇しくも3週連続の入試になりました。10月27日(日)の(1)私大を皮切りに(2)東京外国語大学?(3)埼玉大学という順番で、1週間ごとに3校受けました。私大は数日後に早々に結果が出まして、そこで合格できたので本当に安心しました。東京外国語大学は11月の末に結果が返ってきたのですが、残念ながら不合格でした。元々チャレンジ校と考えていたこともありましたし、試験本番も手ごたえがなかったので納得というか、その時点でものすごく落ち込むということはなかったです。逆に周囲の先生方の方が「絶対に受かると思っていた???」と仰ってくださっていて、がっかりさせてしまったな、と思っていました。
そして12月の頭に埼玉大学の結果が返ってくるのですが、冒頭でお話した通りこちらも本当にダメだと思っていましたので、11月末に東京外国語大学の結果が返ってきた時点で私は合格した私大に行くものだと考えていました。でも結果的に合格することができて、信じられない気持ちでした。
合格後に高校の先生に報告に行ったのですが、とても驚かれました。先生方におめでとう!と言ってもらえて嬉しかったです。
研究テーマに難民問題に決めていましたので、国際法学という分野で難民の人権問題について研究をしていきたいと考えています。まだ具体的な職種までは決めていませんが、学んだことの延長線上にある仕事に就きたいとは考えています。
国公立を受験できたことは大きいと思います。現役の時は私大しか考えておらず、国公立となると対応する教科数も増えるため現実的ではありませんでした。また自分が本当にやりたいことを考えて、研究テーマなども考え抜いた上で学部を選択できるのも、編入学の魅力ではないかなと思っています。
また私の場合は英語力が伸びたという点も大きな点です。最終的にTOEIC?のスコアは910点まで伸ばすことができました。
うーん結果論かもしれませんが、正直あまり感じられなかったのが実情です。ただ過去の先輩から、編入学してから授業も忙しいし、すぐに就職活動が待っているので大変だよと言われたので、慌ただしさがデメリットといえばデメリットかもしれません。
「行きたくない」「専門学校か???」って思っていたと思うのですが、全然そんなこと思う必要ないし、自分が想像していた以上に先生や友人に恵まれるし、そこまで悲観的になる必要はないよと言ってあげたいですね(笑)
もし現役の時に後期で受けていた志望度の低い大学と神田外語学院の両方に合格していたら、2年前の自分は大学を選択していたと思います。でももしその時の自分に声をかけられるとしたら、「本当にそれでいいのか?本当にそこに行きたいのか?」と聞いてあげたいですね。自分がやりたいと思うことに挑戦できるというのはやっぱり幸せだなと感じます。
頑張ってきたのにどこにも合格できなかった時、本当に精神的に辛いと思うんですけど、その人が全然勉強を頑張ってこなかったという訳ではないと思うんです。依然として定員の影響などで大学受験は厳しい状況であると聞いていますし、自分を責め過ぎる必要はないと思います。
多分結果が出た後にいくつか選択肢があると思うのですが、「本当に自分がやりたいことは何か?」と考えてみることをお勧めしたいです。私は現役時代に1校大学に受かっていましたが、やはりそこで妥協しなくて良かったなと思っています。親とか学校の先生とか、色々と言われることもあると思うのですが、最終的には自分の人生なので、自分を信じて決めて欲しいなと思います。
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