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GLOBAL REPORT

01

世界の通学路

「戦争」が日常になる。
そんな国や地域は、
世界にどれぐらいあるのだろう?

複雑にからみ合う対立を超えるために、私たちに何ができるだろうか?

ー パレスチナ ー

宗教が複雑にからみ合ったパレスチナ問題。現在もなお、さまざまなニュースが日本にも流れてきます。忘れてはならないのは、そこにも日常生活を送っている市民がいること。長年の対立を超えて、人々が平穏に暮らせるように世界中が知恵を絞ることが求められています。

私たちの通学路から、
緑が消えていく。

森林伐採の背景にある、
本当の問題は何か。

ー タンザニア ー

タンザニアでは、毎年4,690㎡の森林が消失しています。政府や国際機関が森林回復に取り組んでいますが、伐採は今後ますます進行すると予想されます。世界で最も貧しい国の1つであると同時に、最も人口増加率が高い国の1つでもあるタンザニア。新しい居住地を確保し、農地を開拓するためには、木を切るしかない。そんな現実と向き合うことこそが重要なのです。

通学路を分断する
「平和の壁」。

街を分断するゲートが、
完全に開かれる時は来るのか。

ー イギリス?北アイルランド ー

通学路を隔てる壁は、カトリックとプロテスタントの争いが激化した1960年代、衝突を避けるために作られたもの。皮肉にも「平和の壁」と呼ばれています。1998年に和平合意に至ったものの、今でもたくさんの壁が残っています。壁にはゲートがあり、夜には施錠されてしまいます。それでも、宗派の異なる子供たちが一つ屋根の下で学ぶ学校もでき始め、若者を中心とした融合がゆっくりと進んでいます。

“学ぶ女子”たちが、
社会を変える。

男性優位の社会から、
女性が学び、活躍できる社会へ。

ー インド ー

家庭に入ることを優先され、教育の機会を奪われてきたインドの女性たち。しかし、消費力の高まりや海外文化の流入に伴い、彼女たちを取り巻く社会も変化しています。政府も『ベティ?バチャオ、ベティ?パダオ(少女を救おう、少女を教育しよう)』と呼ばれる政策を打ち出し、女子乳幼児の保護と教育の促進に努めています。女子が男子と同じように、元気に通学する。そんな光景が、当たり前になりつつあります。

think 「世界」を考える学科

その目とその耳で、世界の課題を目の当たりにし、その頭とその手で、世界の課題に挑戦していく。

世界の平和と繁栄に貢献できる人材を育成するために、
新皇冠体育は2021年4月にグローバル?リベラルアーツ学部を開設します。
新しい学部から贈るメッセージを見てみよう!