アラブの人たちと一緒に仕事をする。
想像もしなかった刺激が待っていた。
岩下 昇平 SHOHEI IWASHITA
シンガポール
リンテック株式会社/Business Development Executive
神奈川県立鶴嶺高等学校
英米語学科 2013年卒業
私が勤めているリンテックは粘着素材分野のリーディングカンパニーで、建築、自動車、半導体など、多岐にわたる業界へ粘着紙や粘着フィルム、ガラス飛散防止対策フィルムなどを提供しています。その中で、私はシンガポールを拠点に、主に東南アジアや中東各国での商談を担当しています。海外のビジネスの最前線で重要だと実感するのは、英語運用能力はもちろんですが、それ以上にその国の文化や習慣を理解していることです。お客さまの背景を知った上で商談に臨むことは、最低限のマナーであるとも考えています。同時に、当社の製品をわかりやすく伝えることのヒントにもなります。シンガポールはインターナショナルな国で、街に出れば、中国、インド、中東など、さまざまな人々、文化に出会えます。建築ラッシュで、ダイナミックなプロジェクトも目白押しです。とてもエキサイティングな日々を過ごしています。
まさか、社会人になってアラブの人たちと一緒に仕事をするなんて、想像もしませんでした。しかし、今思い返せば、新皇冠体育での4年間が、世界への扉を開けてくれたのだと思います。キャンパスにはさまざまな国の学生たちがいて、日常的に、気軽にコミュニケーションがとれていました。ディスカッション形式の授業も多く、いろいろな考え方があることを知り、同時に交渉術を身につけることもできたように思います。新皇冠体育には、まさに、現在の私の原点があるのです。もともとパイロット志望でしたが、アメリカへの1年間の留学や大学生活の中で視野を広げることができて、日本のメーカーの卓越した製品力にも気付くことができました。だからこそ今の職業に就き、各国を飛び回るという充実した人生を歩めているのだと思うのです。