私が大学時代にインドネシア語を専攻したのは、インドネシアが急激な経済的発展を期待できる国であるということからです。とても惹かれるものがありました。現地採用だったので、卒業後すぐにインドネシアでの社会人生活が始まり、現在は商社の管理部門で総務や人事、法務などに関する業務を担当しています。インドネシア人3 名とチームを組み、彼らをマネジメントするのが私の役割。そして、仕事をする上でモットーとしていることは、中立の立場を貫くということです。事務所には日本からの駐在員がいますが、インドネシア人社員の視点も忘れずに、業務の運営にあたっていきたい。彼らにとって働きやすい環境づくりも私の使命だと考えています。

　インドネシア語は語彙が少なく、苦労することもしばしばです。たとえば付け替えと請求という意味の異なる言葉が、ひとつの単語だったりします。失敗したことも少なくありません。それでも、念願だったインドネシアでの仕事に、大きなやりがいを感じています。事務所が100名規模になり、オフィスが手狭になってきたため現状の2 倍の広さの事務所へ移転を行ったのですが、そのプロジェクトの中心的な役割を任されました。責任あるミッションに手応えを感じながら、日々を送っています。