2021年12月10日(金)本学客員教授?映画字幕翻訳家 戸田奈津子さんによる特別講義が行われました
2021年12月10日(金)、外国語学部英米語学科 柴原智幸講師の授業「通訳?翻訳への招待」にて、映画字幕翻訳の第一人者で、本学の客員教授でもある戸田奈津子氏の特別講義が行われました。
今回は、戸田氏が過去に翻訳した映画の1シーンを題材に、事前に課題が与えられ、当日は学生が考えた翻訳について講評していただきました。
映画字幕翻訳においては、意味の正確さだけではなく、前後の流れや登場人物の心情を汲み取った言葉選びが必要で、観ている人を作品の世界観に引き込むためには、英語力以上に豊かな日本語力が不可欠であると述べられました。
また、文化や感じ方の違いを踏まえて訳す際には、AI(人工知能)の自動生成する字幕では絶妙な言葉で表現することは難しく、物語の背景をしっかりと汲み取って翻訳文を構成することの重要性を強調されました。
さらに、「自分自身をしっかりと理解することの大切さ」についてもふれ、何か夢中になれるものを見つけて極めていくことの楽しさを知り、好奇心をもって教養を深め、人生の糧にしてほしいとメッセージをいただきました。
映画字幕翻訳においては、意味の正確さだけではなく、前後の流れや登場人物の心情を汲み取った言葉選びが必要で、観ている人を作品の世界観に引き込むためには、英語力以上に豊かな日本語力が不可欠であると述べられました。
また、文化や感じ方の違いを踏まえて訳す際には、AI(人工知能)の自動生成する字幕では絶妙な言葉で表現することは難しく、物語の背景をしっかりと汲み取って翻訳文を構成することの重要性を強調されました。
さらに、「自分自身をしっかりと理解することの大切さ」についてもふれ、何か夢中になれるものを見つけて極めていくことの楽しさを知り、好奇心をもって教養を深め、人生の糧にしてほしいとメッセージをいただきました。
講義の最後には、質疑応答が行われ、惜しまれながら特別講義は終了となりました。
受講生の感想
英米語学科3年 岡田紗弥さん
翻訳の第一線で活躍されている戸田先生の生の声を聞き、大学卒業後は専攻言語ではないフランス語を使って海外で働きたいと考えている自分にとって、大学での学びを仕事に繋げていくためのヒントをいただけた、貴重な機会となりました。
翻訳の第一線で活躍されている戸田先生の生の声を聞き、大学卒業後は専攻言語ではないフランス語を使って海外で働きたいと考えている自分にとって、大学での学びを仕事に繋げていくためのヒントをいただけた、貴重な機会となりました。
イベロアメリカ言語学科スペイン語専攻1年 新井粋心さん
父の影響で、幼いころから洋画をよく観ていました。最後のエンドロールで戸田奈津子さんのお名前を頻繁に見かけることがあり、戸田さんのファンになりました。本学の客員教授だということは知らなかったので、とても驚きました。まずはスペイン語の語学運用能力を伸ばすことを目標に、将来は映画制作に携わる仕事に就きたいと考えているので、今日のこの講義に参加することができてとても光栄です!
父の影響で、幼いころから洋画をよく観ていました。最後のエンドロールで戸田奈津子さんのお名前を頻繁に見かけることがあり、戸田さんのファンになりました。本学の客員教授だということは知らなかったので、とても驚きました。まずはスペイン語の語学運用能力を伸ばすことを目標に、将来は映画制作に携わる仕事に就きたいと考えているので、今日のこの講義に参加することができてとても光栄です!
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