世界を学ぶ
注目の授業
新皇冠体育では、外国語学部とグローバル?リベラルアーツ(GLA)学部の2つの学部で、異文化コミュニケーションを学び、世界の課題と向きあう国際教養を身につけることができます。各学部の授業の一部を紹介します。
新皇冠体育では、外国語学部とグローバル?リベラルアーツ(GLA)学部の2つの学部で、異文化コミュニケーションを学び、世界の課題と向きあう国際教養を身につけることができます。各学部の授業の一部を紹介します。
外国語学部 講師
申 知元
ジェスチャーやアイコンタクトなど、私たちは言語以外の手段も使って人とコミュニケーションを取っています。言語によるコミュニケーションが、人やモノ、出来事、考え方や価値観といった、詳細な情報の伝達に長けているのに対して、非言語によるコミュニケーションは情動や意思の伝達を担い、対人関係の維持?管理?調整に重要な役割を果たしているのです。非言語のメッセージは、仕草や表情、視線、匂いといった身体から発せられるものから、服装や化粧などの人工物、そして対人距離や座席行動など社会状況によるものまで多岐にわたります。この科目では非言語メッセージのさまざまな要素を取り上げ、それらが対人コミュニケーションで果たす役割や機能について考えていきます。
外国語学部 教授
黒﨑 真
米国での最近の出来事の中から顕著なものを事例に、日米比較の視点を大事にしつつ、その歴史的背景や争点、多様な見解を学んでいきます。テーマは、前編では政治制度、司法制度、移民政策、多文化主義と多文化教育、階級?格差?貧困、人種問題などを取り上げ、後編では人種とスポーツ、ジェンダー、セクシュアリティ、家族?結婚の多元化、宗教事情、銃社会、肥満問題などを取り上げます。授業はアクティブラーニングを取り入れており、最新情報を盛り込んだオリジナルのテキストを読んだ後、グループ?ディスカッションで学びを深めます。一般読者向け解説文の執筆をする最終課題に取り組むことで、トピックについて短い講義なら行える程度の力が身につくはずです。
グローバル?リベラルアーツ学部 教授
阪田 恭代
平和の概念は一つではありません。平和学からみれば消極的平和(negative peace)や積極的平和(positive peace)があります。また、国際関係学の視点からみれば、リアリストの平和(realist peace)?国家の安全保障(national security)や、リベラリストの平和(liberalist peace)?国際社会の安全保障(international security)があり、そしてグローバリストの平和(globalist peace)?人間の安全保障(human security)もあります。このように「平和」を幅広くとらえ、平和の思想?概念、理論、そして軍事?紛争、核兵器、人権、貧困?格差、環境など、さまざまな分野における平和の実践例や課題を取り上げながら、演習形式で授業を進めていきます。平和と安全保障をめぐるさまざまな概念や課題を知り、21世紀のグローバル時代の平和とは何かを考えます。
グローバル?リベラルアーツ学部 教授
石井 雅章
世の中の課題を解決するためには、データに基づいて現状を的確に捉えることが必要です。データには、現場に足を運んで観察したり、当事者の話を聴いたりして収集した「質的データ」と、各種の統計や質問紙調査などを通じて収集した「量的データ」があります。この両者を適切な方法で活用し、バランスよく組み合わせることで、世界で起きている事象の本質に近づくことができるのです。数的思考法は、数で事象を捉えるために必要な考え方と手法を身につけるための科目です。具体的には、気候変動やSDGsに関する統計データを用いて、量?変化?割合?散らばり?関係性を数字で測り、そこから読み取れる事実と推測できることを整理し、議論していきます。高校までの数学が苦手でも大丈夫。数で事象を捉えることの便利さと楽しさを体感するための科目です。