CAMPUS
2021/07/30
MULC(マルク:Multilingual Communication Center)は、本学の専攻言語エリアの街並みや建物を再現し、言語や文化を学べる「疑似留学空間」です。ネイティブの先生や留学生と出会って会話できるだけでなく、パソコンを使って各言語のテレビやラジオを視聴したり、CDを聴いたり、DVDで映画を観ることができます。
各エリアごとに、それぞれの言語に対応した書籍?教材?DVD?CDが多数用意されていて、貸し出しも可能。また、外国人教員の研究室が併設されているため、いつでも会話や学習相談などができます。
▼中国語エリア
こちらは中国東部の蘇州にある、世界遺産となっている庭園「拙政園」や「留園」をイメージしてつくられています。入口は古典庭園でよくみられる円洞門。中国語の漫画も充実しているので、楽しみながら語学を学ぶことができます!
▼韓国語エリア
韓国の伝統家屋「ハンオク」を再現しています。漆喰で固めた瓦屋根と塀を設けた平屋建てで、床下には薪が並べられており、韓国式床暖房を再現しています。定期的にイベントが開催され、他言語専攻の学生もよく集まる人気のエリアです。
▼ベトナム語エリア
カラフルなランタンが可愛いこちらのブースは、ベトナム中部にある世界遺産「ホイアン」の街並みを参考に、旧家の店舗となる前家部分を再現しています。ブースの入口に留学生や先生が時間割をリストにしたものが貼ってあり、自分の授業の空きコマと合わせて利用することができます。
▼タイ語エリア
こちらは、タイの庭、寺院、村の広場、道路わきになどに建てられる伝統的な休憩所 「サーラー」が再現されています。この日も、インドネシア語専攻の学生が先生と対話をしている姿が見られました。
▼インドネシア語エリア
バリの人々の多くは今も、塀で囲んだ広い敷地内に、機能別の建物が点在する家屋で暮らしています。そんな伝統的家屋をモチーフとしたこちらの建物の入り口には、悪霊を見張ってくれるといわれる「ガネーシャ(象の顔をした神様)の像」があります。小上がりになっている部分は、靴を脱いで勉強ができるスペースになっています!
▼スペイン語エリア
スペイン南部のアンダルシア地方のコルドバでは、毎年5月にパティオ(中庭)祭りが開かれ、壁面には季節の草花や工芸品が飾られます。そんな人々の集いの場であるパティオをモチーフとした、白くて明るい印象のスペイン語エリア!
▼ブラジル?ポルトガル語エリア
色とりどりの飾りが目を引くのはブラジル?ポルトガル語エリアです。壁にはポルトガルの青いタイル「アズレージョ」が飾られています。アズレージョは、16世紀に王宮に使われ大流行した装飾で、今では邸宅、レストラン、協会など、街のいたるところに見られます。ここMULCに来れば、各国の伝統工芸品や民族衣装、絵画にも触れることができます!
▼図書エリア
各ブースの語学参考書以外にも、MULCにはたくさんの本や雑誌が揃っています。
英語以外の言語については、大学生になって初めて学ぶ人がほとんどです。初心者でも読みやすいよう、外国語で書かれた漫画や趣味の本が置かれています。自分の専攻言語や習熟度、目的に合わせて利用することができます。
本学には、このほかにも普段の学校生活の中で異文化を感じる施設が充実しています。
今年度のオープンキャンパスでは、来校型のキャンパス見学会を開催しています。
「MULC」をはじめ、学内の雰囲気を確かめることができますので、是非ご参加ください!