EVENT
2022/11/25
ブラジル?ポルトガル語専攻の教員、奥田です。
本学ブラジル?ポルトガル語専攻では例年、学内で詩の暗誦大会を実施しています。また学外で実施される全日本学生ポルトガル語弁論大会にも学生が積極的に出場しています。
詩の暗誦大会では、1年生がポルトガル、ブラジル、モザンビークの詩人の詩を暗誦しました。今年もとてもハイレベルで、審査に非常に頭を悩ませました???。第三位まで表彰したのですが、もっとたくさん賞を用意しておけばよかったと悔やんだほどです。
1年生たちはポルトガル語を学び始めてまだ半年と少し。それでも、どの学生も的確な発音やイントネーションで発表し、さらに詩の世界の理解を深めたうえで堂々とした暗誦をしていました。
【右と中央:優勝した二人】
そして11月19日、京都にて第40回全日本学生ポルトガル語弁論大会が開催されました。本学から参加したのは、2年生と3年生の計5名です。この大会では、優勝者に奨学金付きのポルトガル留学(1年間)の権利が副賞として与えられます。
ドキドキの結果は...!
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本学からの出場者、千田綾音さんが優勝し、駐日ポルトガル大使杯を受賞しました!!!そしてさらに2名が入賞しています!!!
優勝◇駐日ポルトガル大使杯
千田 綾音さん(3年)
「Outro motivo para aprender uma língua estrangeira./外国語学習のもうひとつの理由」
入賞◇駐大阪ポルトガル名誉領事賞
古江 花楓さん(2年)
「A ideia de felicidade./幸せとは」
入賞◇京都新聞賞
佐々木 萌さん(2年)
「A guerra na Ucr?nia e os desafios da globaliza??o./ウクライナ侵攻とグローバル化の課題」
昨年度に続いての優勝!!連覇!!さらに入賞!!
ブラ?ポル語専攻、ますます活気づいています!
出場者はこの日のために弁論内容を練り、ポルトガル語の文章を推敲し続け、そしてそれを暗記し、表現にも注意を払いながら練習を行ってきました。そして当日、ブラジルやポルトガルの大使館の方々の審査員の前で、堂々と自分の主張を述べました。どの出場者も、この過程で語学力を伸ばすだけでなく大きく成長し、それこそが本当に素敵なことだなと、教員として感動しています。
そして、その姿に1年生も刺激を受けており、もうすでに「来年度は出ます!」と意気込む学生が多数います。そうした「熱意のリレー」がなによりも素晴らしい!
もちろん、外大は語学を学ぶだけの場ではありません。「外国語を学ぶ」だけでなく、「世界の理解を深め研究する」場所です。出場した学生たちが素晴らしかったのは、テーマを掘り下げて考えを深めていったことです。そしてそれをしっかりと、聴衆に伝えました。
外国語を学ぶ/学ぼうとしている皆さん、あなたが外国語を使って伝えたいことは、なんですか?
文 奥田若菜(ブラジル?ポルトガル語専攻教員)