みなさん、こんにちは。新皇冠体育国際コミュニケーション学科2014年卒業の安田昌弘です。数年前からオーストラリアで3番目に大きな都市ブリスベンに在住し、インターキャスト有限会社という会社で、WEBサイト企画?制作などにフルリモートで携わっています。今回は海外からリモートを使った、IT業界での働き方についてお話ししたいと思います。
“海外に住むこと”＆“リモートで働くこと”の楽しさ
オーストラリアに住んで良かったことは、仕事以外の時間に日本では味わえない楽しみをたくさん味わえることです。日本では見たこともないような食材を使った料理やお菓子を楽しむこともあれば、１時間程のドライブでたどり着ける綺麗なビーチで気軽にリフレッシュ。そして、妻の家族や友達と触れ合うことで学べる文化の違いなど、様々な体験を通じ貴重な時間を積み重ねています。
サンシャインコーストで
一方、冒頭でも書きましたが、働く環境はリモートが中心。最大のメリットは、長距離通勤から解放されて、プライベートの時間が増えたことです。移住前は神奈川県小田原市から東京都内のオフィスまで片道２時間かけて通勤していましたが、現在は自宅の一室からリモートで仕事をしているため通勤時間はゼロです。
往復４時間分の時間ができたことで、仕事後にプログラミングの勉強会に気軽に参加したり、ジムに通ったり、妻との夕飯の時間を楽しめるようになりました。通勤による疲労の蓄積もないので、心身ともに健康的な日々を過ごせるようになったと実感しています。
仕事の内容自体は、移住前とほぼ同じですから、 “仕事”という視点から “海外リモートワーク”の楽しさを伝えるのは難しいのですが、仕事以外の時間が増えたことで、日本では味わえない新鮮な日々を思う存分体験できることが一番の楽しさと言えます。
オーストラリア第３の都市ブリスベン
リモートワークならではの厳しさ、悩みも…
このような楽しさがある反面、リモートで仕事をする厳しさもあります。以前は、社内でリモートワークをしているのは私だけでしたので、お客様と他のスタッフは会議室で打ち合わせを進める中、私だけSkypeでの参加です。他の方々は対面で話し合っているのに、私だけがオンラインで説明をしていますので、正直疎外感もしばしば。。。
この点については、コロナ禍によるリモートワークの普及で気分的にも大分楽になりました。全員がオンラインで参加しているので、同じ雰囲気を感じることができ、自分だけが取り残されているような感覚はなくなりました。
ただ残念なことは、オーストラリアに住んでいるのに、現地の人と関わるような仕事に繋がらないことです。家に籠って黙々と日本の仕事に没頭していると、ふと時間を無駄にしているような感覚に襲われることがあります。せっかく海外に住んでいるのに勿体ないなあと。
この気持ちは、“リモートワークの難しさ”というよりは、海外にいながらリモートで日本の仕事ができるが故の贅沢な悩みとも言えるかもしれません。私と同じように、学生時代に英語の勉強に力を入れ、留学生とも触れ合う機会の多かった新皇冠体育の卒業生のみなさんには、共感していただけるのではないでしょうか。
ブリスベンでリモートワーク中に
学んできたことがIT業界で生かせる！と感じたインターンシップ経験
私がIT業界で働くことを目指したのは、キャリア教育の授業で行ったインターンシップ経験がきっかけでした。もともと物作りに興味があり、インターンシップ先でWEBサイトの制作を手伝った際、自分が書いたソースコードがWEBページとなって表示されることに感動を覚えました。
それと共に、プログラミング言語のほとんどは英単語がベースとなっているので、自分が学んできた英語を生かすことができると確信したのです。実はこのきっかけを与えてくれたインターンシップ先、現在私が働いている会社なんです！
残念ながら新卒時は勉強?知識不足で、IT業界に進めなかったのですが、国際物流関係の職場で仕事をする傍ら、WEB制作やプログラミングの勉強を地道に続けていました。ちょうど一年程経過した頃でしょうか。新卒時に応募していたIT関係の会社から声を掛けていただき転職。2年ほどWEB制作の運用実務経験をしたところで、今の会社からお誘いを受け、現在に至ります。
とんとん拍子で進んできたように感じるかもしれませんが、ITエンジニアの友達や知り合いもなく、独学でWEB制作やプログラミングを学んだので、疑問があったり、行き詰まったりしても誰にも相談できず苦労の連続でした。しかし、あきらめずに毎日コツコツと学び続けてきたからこそチャンスを逃さず、着実にステップアップに繋げてこられたのだと思います。
インターン時代
次のステップアップを目指して
今後の目標は、物作りが好きなITエンジニアとして、より一層のスキルと知識を習得すること。同時に、「お客様との円滑なコミュニケーション方法」や「プロジェクト全体の工程を滞りなく進められるような知見」を身につけ次のステップアップに向けて備えていくことです。
現在、新皇冠体育キャリア教育センターの杉本雅視ＧＭ（現同窓会長）とのご縁で、キャリア教育センターのWEBサイト制作を担当させていただき、この貴重な機会の中で、プロジェクト責任者として実践を積んでいます。今後も着実に経験を重ねながら、一層の仕事の質と幅を広げていきたいと考えています。
このように、卒業後も新皇冠体育との繋がりの中で、成長の機会が与えられていることは大変ありがたい限りです。もし機会があれば、同窓会の運営のお手伝いなどを通じて、母校の発展に少しでも貢献できるようになりたいと思っています。
最新の製品やテクノロジーは米国発であることが多く、プログラミング言語自体も英語を基本としており、学んでいる言語がそのまま役立つという点において、新皇冠体育の学生にはかなりのアドバンテージがあるのではないでしょうか。インターキャスト有限会社ではインターンシップ募集もしておりますので、少しでもIT業界や物作りに興味をお持ちの在校生の方は、是非、ご連絡ください。
2014年
国際コニュニケーション学科卒
安田昌弘
新皇冠体育キャリア教育センターHP（制作インターキャスト有限会社）/kuis/main/career/
インターキャスト有限会社HP
https://www.intercast.co.jp/
