11月17日(火)神田外語学院にて、2020年度学内プレゼンテーションコンテストが開催されました。
今年で開催9年目になる同コンテストでは、『問題を発見し、解決策を提案する力』や『英語で自分の考えを伝える力』を身に付け、グローバルに活躍する人材の育成を目指しています。
今年の学生たちは、以下の3つからテーマを選択し、プレゼンテーションを通して、神田外語学院での日頃の学びの成果を発揮しました。
THEME 01
Withコロナの時代に必要な教育のあり方を提案!
Present on the future of education for the next generation!
THEME 02
全国の無人駅を活用!人々が集うクリエイティブな企画を提案!
Make use of unmanned stations! Present a creative plan to attract many people!
THEME 03
地球規模の気候変動問題に自分たちができる事を提案!
Propose a plan to combat global climate change at the individual level!
withコロナの時代でも、ITを駆使してコミュニケーションを図るスキルを磨くため、今年は新たにオンライン審査が追加されました。全チームが午前のZoom審査と午後のステージパフォーマンスの両方に挑みました。Zoom審査では『内容?構成』を、ステージ審査では『パフォーマンス?説得力』が審査され、両方の総合得点で勝敗が決まります。
午前の部はZoomによるオンライン審査。新皇冠体育感染対策のため、各教室に学生が一人ずつ配置され、審査員は別室のモニターから発表を見守ります。神田外語学院の学生は、現在『対面授業』と『オンライン授業』をグループごとに隔週で交互に受講しています。そのため、学生たちは普段からZoomを使用していることもあり、慣れた手つきでPCを操作し、画面越しに熱いプレゼンテーションを始めました。
オンラインでのプレゼンテーションを終えた学生は、『Zoomは普段から授業で使っているため、緊張はあまりしませんでした。ただ、相方とアイコンタクトできないのが唯一辛かったです。午後も頑張ります』と答えてくれました。
午後の部は、講堂ステージでのパフォーマンス審査へ。審査員や観客を前にし、学生たちも自然とボディランゲージが大きくなります。各チームの熱のこもったプレゼンテーションに、観客席も引き込まれていました。明確な受け答えができることも審査基準となる午後の部は、審査員席からは鋭い質問の数々が。いずれの質問に対しても、学生たちは英語で堂々と自分の考えを発言していました。
『幼いうちからロボットやIT技術に触れるSTEM教育の普及』や『ファストファッションが及ぼす環境破壊』など、世界規模の問題に対して提唱する、クオリティの高いプレゼンテーションが次々に披露されます。その中でも今回最優秀賞に輝いたのは、『無人駅である千葉県?上総大久保駅のアドベンチャーパークの創設』を提案した、浜田さん?菅井さんチームです。
現地の地形を活かした、子供も大人も一緒に楽しめるテーマパークの構想を練り、無人駅の活性化を提唱しました。ふたりで実際に上総大久保駅まで足を運び、現地の駅員さんと一緒に今回のプロジェクトを創り上げ、綿密な実地調査とその独創性が評価されました。
ステージ審査を終えた学生たちに話を聞くと、『登壇してのプレゼンテーションは、マイクの使い方や細かい所作など気を配ることが多くて、オンラインよりも格段に緊張しました。けれど、この場でしか味わえない楽しさがありました。今までの学びの成果を、この場で皆さんにお伝えできて本当によかったです』と笑顔を見せてくれました。オンラインという新しい教育の在り方が浸透しつつある昨今。長い自粛期間の中で、学生たちは『オンラインでできること』や『対面でしかできないこと』を知り、自分で工夫することで学びを深めてきました。どんな状況においても、日々前向きに挑戦を続け、素晴らしい結果を残した学生たち。彼らがこれからのグローバル社会で活躍する姿は、遠い未来のことではないかもしれません。