業種／対象者／人数

業　種：大手ディベロッパー?大手建設会社

対象者：20代後半～30代の日本人社員

人　数：5～6名

研修の背景と導入の目的

　国内外で事業展開を進める大手建設会社として、英語を使用した業務遂行が求められる案件が増加しており、将来的な 海外プロジェクトを主導できる人材育成 が急務となっていました。特に、現地法人?海外協力会社?海外クライアントとの連携において、メール?会議?調整業務?報告?技術説明など「英語による実務コミュニケーション」が課題となる場面が多く、“英語を学ぶ”のではなく“英語で仕事を進められる状態” を目標とした研修導入が検討されました。

その結果、日常業務から完全に切り離し、集中的にスキルを習得する 全日制で8週間の英語実務研修 が導入されました。

プログラム概要

スケジュール： 朝8:30?夕方17:00過ぎ／月?金／8週間

学習時間　　： 約300時間に及ぶ「英語漬け?全日制」形式

＊期間中は受講者を語学学校へ「出向扱い」とし、一切の業務は禁止

午前?午後で訓練内容を分け、複数のネイティブ講師が担当。スピーキング?リスニング?ライティング?語彙?文法?議論?交渉などを総合的に強化しました。

研修内容の特徴

１．実務を想定した ミーティング／プレゼン／ファシリテーション／ディスカッション訓練

２．メール?報告書?技術説明などのライティング指導と添削

３．業界固有の語彙?専門用語もカバー
内容別に担当講師を変更し、多様なバックグラウンドから実務表現とTipsを習得

４．研修前後に TOEIC L&R?Speaking IPテストを実施（※スコアアップ目的の授業は実施せず）

５．最終週には ファイナルプレゼンテーション（15分）
自身の専門領域?担当プロジェクトについて発表（質疑応答含む）
?受講者の所属部署の上長も来校し成果を確認

単なる語学学習ではなく、「英語で業務を推進するスキル」の定着を目的としたプログラム設計となっています。

研修成果

　TOEIC L&Rのスコアは、受講者のレベル差があるものの約100点～300点以上のスコアアップを達成した受講者も確認しました。

これは、スコア対策のためのレッスンを一切行っていなくても、

「実務運用力の向上 → 英語処理スピードの向上 → 結果としてスコア上昇」

を示しており、実務に直結した英語トレーニングの効果が裏付けられた結果 といえます。

また、ファイナルプレゼンテーションでは全員が15分間の英語プレゼン＋質疑応答を実施し、上長からも「英語力だけでなく姿勢が大きく変わった」という評価が寄せられました。

受講者の声（一部抜粋）

?「英語でのミーティング?ファシリテーションを練習する場として最適だった。ライティングのフィードバックが非常に役立ちました」

?「講師陣は全員プロフェッショナルで、質問にも丁寧に回答してくれました。スピーキング力が大幅に向上したと感じます」

?「どの講師も親切で、説明が明確でした。業務で使える表現を多く学べました」

?「多様なバックグラウンドを持つ講師から、教科書には載っていない実践的なコツを学べたのが素晴らしかった」

全体として受講者様より「実践的で実務で使える内容だった」「学習成果を実感できた」「講師品質が高い」 という声をいただき、満足度は非常に高い結果となりました。

セールス担当者からのコメント

　約300時間に及ぶ実務的な英語プログラムをこれほど集中した期間で実施できる同社は、グローバル人材育成に本気で取り組んでいます。この貴重な機会により、受講者のみなさんは毎日強い意欲と目的意識を持ち、「英語で業務を推進する力」を大幅に強化されました。今後も海外プロジェクトで成果を発揮できる人材育成に貢献できるよう、継続して支援してまいります。