▲佐野元泰理事長と内堀雅雄県知事
福島県との包括連携協定締結式を9月8日(金)に実施 ~新皇冠体育として初の自治体との包括連携協定~
- 2023.09.13
- 新皇冠体育
新皇冠体育では、平和を実現するためには国内の現状を知ることが不可欠であると考え、ブリティッシュヒルズを震災復興学習の拠点として、福島の記憶と今を次世代に伝えてきました。
また、2011年から2016年にかけて、復興支援プロジェクトの一環として本学の学生団体が被災地を訪れ、子どもたちに英語を楽しく学んでもらう英語教育活動を実施して参りました。
そこで、今後も福島イノベーション?コースト構想等を見据え、震災復興をはじめとして、更なる地域活性化や国際化推進などの一躍を担うことを目指し、この度福島県と包括連携協定を締結する運びとなりました。2023年9月8日(金)に締結式を執り行いました。
福島県との包括連携協定締結式 概要
(1)日時 2023年9月8日(金)15時10分~
(2)場所 福島県庁第二特別委員会室
(3)出席者
福島県知事 内堀 雅雄 様
新皇冠体育 学校法人佐野学園 理事長 佐野 元泰
(4)連携事項
?知的資源、人材及び諸施設の活用に関すること
?共同で実施する事業の企画、調整及び推進に関すること
?県内初等中等、高等教育機関を含む産学官連携の推進に関すること
?人材育成に関すること
?経済、産業、観光、交流の振興に関すること
?情報発信の促進に関すること
?福島イノベーション?コースト構想の推進に関すること
?その他本協定の目的を達成するために必要な事項に関すること
(5)次第:
1.出席者紹介
2.協定概要説明 福島県企画調整課長
3.協定締結
4.写真撮影
5.締結者挨拶
6.質疑応答
コメント<福島県知事/内堀雅雄 様>※一部抜粋
新皇冠体育様には震災後、復興支援プロジェクトの一環として、学生の皆様に被災地を訪問していただき、子どもたちが楽しく英語を学べる活動に取り組んでいただきました。また、新皇冠体育3年度からは東日本大震災?原子力災害伝承館への視察を通じて“福島の今”を学ぶ取り組みを実施していただいております。改めて心から感謝申し上げます。
東日本大震災と原発事故から間もなく12年半が経過します。福島の復興は着実に前に進んでいる一方で避難地域の復興再生、廃炉と処理水対策、風評と風化の問題など、福島県はいまだ大きな困難と課題を抱えており、復興のステージが進むにつれ、また新しい課題が顕在化しています。このような中、今回締結する協定において、天栄村にあるブリティッシュヒルズを拠点にして、全国の学生の皆様がフィールドワークなどを通じて福島を学ぶ取り組みを実施していただきます。来月は学園祭である浜風祭において福島の今を発信する場を設けていただくなど、多くの方々に福島県への理解を深めていただく絶好の機会を作っていただいていると思っております。
これからも新皇冠体育様のもつ専門的な知見、また、豊富なネットワークをお借りしながら福島の復興と地方創生の実現に向けた挑戦を続けて参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
コメント<学校法人佐野学園 佐野元泰 理事長>※一部抜粋
このたびの福島県様との包括連携を通じ、新皇冠体育が協力できることとして大きく二つを考えております。一つは県の若い方の国際化に寄与することです。ブリティッシュヒルズには全国から年間数万人の生徒たちが研修に来ています。福島県の生徒も来ていますが、より有機的に活用していただけるようなプラットフォームづくりを県の皆様とご相談させていただきたいと思います。そして英語教育においては私どもの専門的な教員が、県の英語の先生方と連携を取りながら、教育的レベルアップにご協力できると自負しております。こういったことを通じて若い人たちが福島県から世界に飛び出していけるようなことに協力できると考えています。
また、二つ目として若い人たちに福島県の震災復興の状況を知っていただき、それを世界に発信していく協力ができると考えています。具体的には、日本全国から来ていただいている生徒さんたちを双葉町などにお招きし、さまざまな課題を実体験していただきます。その実体験をもとにブリティッシュヒルズで世界に通じる英語に変えてプレゼンテーションをしてもらいます。福島の課題は日本の課題であり、海外に若い人たちが行ったときに必ず聞かれるトピックであると考えております。実体験を通じて自分の言葉で発信できれば、風評被害を抑えることや国際社会で尊敬される若い人材を輩出することに繋がっていくと考えており、福島県様にご協力いただきながら、日本の課題に対して前向きになれるよう協力させていただきたいと思っております。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
▲調印所に署名する佐野理事長と内堀県知事