スクリプトに頼らず、聴衆に話しかける
僕はプレゼンをする際、スクリプト通りに話すのではなく、自分の話したいように話すことをいつも心掛けています。聴いている方々に話しかけるような感覚でできたらと思っています。もちろん伝えたいことのコアは固めていますし、構成やスライドの順序は頭に入れておきますが、話し方は都度変えるようにしています。第3回大会の本選では、観覧の方と一体になれた感じがありました。僕のプレゼンを聞いて、笑ってくれたり、拍手をしてくれたり。これは一次予選のビデオ審査でも一緒で、注目してもらうような話し方をしたり、アイコンタクトを忘れないのはもちろんですが、声の調子も普段とは少し変えてちょっと硬派にしてみたり、自分なりの工夫を多く取り入れました。思い返すと、発表では型にはまってしまうので、その練習はあまりしなかったかもしれません。それよりも、色々な人のプレゼンテーション動画を見て研究し、話し方を盗んだり、テンポや間の取り方を真似したり、というところに一番力を入れてきました。
他のプレゼンターから学ぶ自己演出の方法~
プレゼンテーションコンテストは、第3回、第4回大会と、当然ですが回を重ねるごとに参加者のレベルがどんどん上がってきました。とくに、ビジュアルによる視覚効果のレベルは全体的にものすごく上がっているなという印象を持ちましたね。第4回大会では、ビジュアル、つまりプレゼンの内容ばかりに注力しすぎてしまい、自分本来の力が発揮できず、本選まで残ることができませんでした。その経験から次回の大会を目指す上では、「ビジュアル」、「自己演出」、「聴衆と対話すること」の3つのバランスが必要であることに気付かされました。とくに、僕の場合は聴衆と“対話”をするようにプレゼンをすることの大切さを改めて学びました。
コンテストに参加したことで、気づいたこと
コンテストでは、他大学の学生との交流を通して、自分の視野が広がりました。
大勢のすぐれた学生に会えたことで、もっと自信を持って臨まないと、と思うようになりました。またプレゼンを通して、僕は自分の考えを伝えることがとても好きだということに気付き、それが自分の将来のビジョンに繋がりました。僕が所属している国際関係学部は、国際政治を専門に勉強をしているところなのですが、将来は、興味のある映像処理やプログラミングについて勉強していきたいです。それらは自分の好きなプレゼンテーションにも生かせるものなので、もっと聴衆と一緒に内容を考えていけるようなプレゼン用のビジュアルを考えていければと思っています。
自分にはないアイディアや技術を学べる機会を大切に~
全国学生英語プレゼンテーションコンテストは、自分が今まで考えもしなかったアイディアや技術が絶対に見つかります。他の参加者と話して、いろいろなアイディアをもらったり、教え合ったりすることができ、自分にとって絶対にプラスになると思います。
【インタビュー動画はこちら】https://youtu.be/AE-zR0ZZtPk